2024.03.14 調査・統計
2022年度の食品通販市場 前年下回る4兆5752億円
矢野経済研究所がこのほど発表した調査結果によると、2022年度の国内食品通販市場は前年をやや下回る4兆5752億円と推計される。コロナ禍を背景とした需要拡大が落ち着いたことや、物価上昇に伴って節約志向が高まったことが影響した。
<食品通販市場規模の推移と予測>
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ショッピングモールが堅調に推移
国内食品通販市場は2019年度が3兆8100億円、20年度が4兆3200億円、21年度が4兆5900億円で推移。
20年度から21年度にかけて、コロナ禍を背景に家庭での需要が拡大したが、22年度の後半から行動制限が緩和されたことで、食品通販の需要が一段落。さらに、原材料費や物流費の高騰に伴う物価上昇を受けて、消費者の節約志向が強まったことも影響したとみられる。
これにより、22年度の市場規模は前年度比0.3%減の4兆5752億円と推計した。
22年度の食品通販市場の規模をチャネル別で見ると、ECモールやカタログ通販を含むショッピングモールが堅調に推移し、新規参入が相次いだネットスーパーも拡大した。一方、その他のチャネルは縮小した。
チャネル別のシェアは、ショッピングモールが42.4%、生協(班配・個配)が34.1%、食品メーカーダイレクト販売(直販)が15.7%、ネットスーパーが5.4%、自然派食品通販が2.4%となった。
<食品通販のチャネル別市場規模構成比(2022年度)>
23年度以降は4兆6000億円台で推移と予測
23年度についても引き続き、コロナ禍による需要拡大の反動減、物価上昇による節約志向の高まりが影響すると予想。これに加え、物流の2024年問題を背景とした配送料の値上げが、市場にマイナス影響を与えている。ただし、ギフト需要の堅調な推移や、値上げによる販売価格の上昇により、市場規模の縮小幅は抑制される見込みという。
この結果、23年度の市場規模は4兆6200億円と予測。また、27年度まで4兆6000億円台を維持しながら、ほぼ横ばいで推移すると予測している。
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