2024.01.05 調査・統計
22年中国化粧品市場、過去10年で初のマイナス成長…前年比3.6%減の3兆7100億円
TPCマーケティングリサーチがこのほど発表した「中国の化粧品市場」に関する調査結果によると、2022年の中国化粧品市場は前年比3.6%減の3兆7100億円で、過去10年で初めてマイナス成長となった。

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ネット通販は堅調に推移…全体の4割近く占める
マイナス成長は、コロナウイルス感染拡大と徹底したゼロコロナ政策に加え、外出制限や消費者マインドの低下で不況が続いていることが影響した。
チャネル別に見ると、オフライン販売はロックダウンの影響により低迷。特に百貨店やショッピングモールでは、カウンセリング販売を中心に展開してきたブランドが業績不振によって次々と撤退した。
一方、オンライン(ネット通販)は経済が停滞するなかで堅調に推移し、市場全体に占める構成比が4割近くに上った。SNSプラットフォームにECサービスを融合する「Douyin」(中国版TikTok)や「RED」(小紅書)では、ローカルブランドが消費者とのコミュニケーションを深めることで認知を拡大し、売上を伸ばした。
化粧品専門店「セフォラ」やドラックストア「ワトソンズ」はDXを強化し、ネットで注文された商品を実店舗から即時に配送することで、店舗の売上減をカバーした。
フェイスマスクは前年比1.6%増と健闘
種類別に見ると、フェイシャルケア商品の大半が減収したなか、フェイスマスクは前年比1.6%増の2600億円と健闘した。フェイスマスクに特化したローカルブランド「Mask Family」が市場をけん引。シートマスクや泥パックなどの豊富なラインアップをそろえることで、保湿から毛穴ケア、ニキビケアまでの幅広いニーズに対応している。
コロナ禍ではマスク着用によって「肌が敏感と感じる」「ニキビができやすくなる」といった悩みが増え、在宅時間を利用して肌荒れの症状を手軽に緩和できるフェイスマスクの需要が高まりつつあるという。
2023年は同7.9%増の4兆30億円で推移する見通し。ゼロコロナ政策からの解放に伴って、市場は緩やかな回復を見せている。
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