2023.12.08 行政情報
「2型糖尿病」リスク低減をうたうトクホの申請を取り下げ
内閣府の食品安全委員会では、疾病リスク低減をうたう個別評価型の特定保健用食品(トクホ)として、「健康茶 血糖値対策500」(サントリー食品インターナショナルが申請)の安全性評価を進めてきたが、申請の取り下げに伴って安全性評価を終止する方針だ。12日に開く会合で、消費者庁の説明を踏まえて決定する。

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12日の会合で安全性評価の終止を決定へ
食品安全委員会事務局によると、消費者庁から評価申請の取り下げの連絡が入ったことを受けて、安全性評価の終止について12日の会合で決定する。
「健康茶 血糖値対策500」は、1本(500ml)あたりに関与成分の桑の葉由来イミノシュガーを3.5㎎配合。申請企業では、「食後の血糖値の上昇を抑え、2型糖尿病の発症リスクを低減する可能性がある」との表示を要望していた。
桑の葉由来イミノシュガーはトクホの新規成分に該当することから、食品安全委員会による安全性評価が必須となり、今年4月から進めていた。
花王の申請商品は消費者委員会で審議を継続
個別評価型の疾病リスク低減表示のトクホとして今年10月、「心血管疾患のリスク低減」をうたうマルハニチロの1製品が初の許可を得た。
同製品と同時に申請されたサントリー食品と花王の2商品については、これまでに消費者委員会の新開発食品評価第一調査会で、有効性の科学的根拠が不十分と判断されている。
今回、サントリー食品の「健康茶 血糖値対策500」は申請取り下げとなったが、花王が申請した商品については、年明け以降に開く上部組織の新開発食品調査部会で最終判断を示す。
消費者委員会事務局によると、審議は続くものの、第一調査会で否定された案件が部会で覆された事例は過去にないという。
(木村 祐作)
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