2022.10.03 調査・統計
食品6700品目が価格改定、10月は記録的な値上げラッシュに
民間調査会社の帝国データバンクが1日発表した、食品メーカー105社を対象とした調査結果から、10月に値上げが予定されている商品が6700品目に上ることがわかった。年内の値上げは10月がピークになるという。

価格改定率は平均14%、10月は16%
2022年以降の価格改定計画を調査したところ、累計2万665品目の値上げが判明。このうち、10月中の値上げは約6700品目。最多だった8月の2.6倍と、記録的な値上げラッシュとなる。
先月までに値上げした1万3066品目と合わせると、計画されている2万665品目の9割以上が、10月までに値上げを終える。価格改定率は平均14%。10月単月では16%に達した。原材料価格の高騰や急激な円安を背景に、夏から秋にかけての大幅な値上げが、全体の改定率を押し上げた。
ジャンル別で見ると、10月に値上げ品目が大幅に増加したのは乳製品(985品目)。パック牛乳をはじめ、ヨーグルトやスライスチーズ、乳幼児用粉ミルクなどが中心だ。
大手メーカーは軒並み値上げ
多数の大手メーカーが、10月1日から値上げに踏み切っている。
キユーピー(株)は1日出荷分から、家庭用のマヨネーズ、マスタード、パスタソースなど93品目の価格を2~20%アップ。昨年7月と今年3月に家庭用マヨネーズなどの価格を改定したばかりだが、原材料価格の高騰は収まらず、資材費やエネルギー費の上昇も加わったとしている。
大塚食品(株)は1日納品分から、飲料・レトルトなどを値上げした。対象は『クリスタルガイザー』『マッチ』『ジャワティ』の飲料18品目、『ボンカレー』『銀座ろくさん亭』などのレトルト製品12品目、その他11品目。
雪印メグミルク(株)も1日、育児用粉ミルクを値上げ。それに先立ち9月1日からは、家庭用のマーガリン13品目、プロセスチーズ7品目、ナチュラルチーズ1品目などの価格を改定している。
伊藤ハム(株)は、ハム・ソーセージや調理加工食品を値上げした。対象は家庭用のハム・ソーセージ110品目、調理加工食品51品目、業務用商品60品目。改定率は3~30%。
不二製油(株)は1日納品分から、油脂製品などの価格を改定。マーガリンが40円以上、チョコレートが50円以上、大豆たんぱく加工食品が1㎏あたり60円以上の値上げとなった。
ネット食品通販も値上げ相次ぐ
インターネット通販サイトでも、食品の値上げが相次いでいる。
(株)健康家族が8月1日に健康食品の一部商品で値上げに踏み切ったのをはじめ、9月にはUHA味覚糖(株)が「健康・美容通販サイト」で価格を改定。対象商品に『亜鉛&マカ』『マルチビタミン』を含む各種サプリメント、『特濃ミルク8.2 北海道産ミルク』『味覚糖のど飴EX』といったキャンディなどがある。原材料費、物流費、人件費の高騰に加え、通販事業を取り巻く運営費用の上昇が続いたためと説明している。
10月1日には石井食品(株)が公式オンラインストアで、一部商品の値上げを発表した。
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