2022.07.19 調査・統計
心が動いた消費、「巣ごもり・在宅消費」から「屋外での体験型消費」に
(株)電通の消費者研究プロジェクトチーム「DENTSU DESIRE DESIGN(DDD)」がこのほど発表した『心が動いた消費調査』のまとめによると、これまでの巣ごもり・在宅消費から、ゴールデンウイークを機に、屋外での体験消費への移行がうかがわれる結果となった。

「心が動いた消費」を体験した人は63.4%
「心が動く消費」の定義は、テンションがあがったり、感動したりした買い物や体験。5月12~15日、全国20歳~74歳の男女計3000人を対象に聞いた。2021年5月のパイロット調査から計4回、大型連休と夏休み、年末の時期に実施している。
それによると、1か月の間に「心が満たされた」「テンションがあがった」「感動・刺激を受けた」といった「心が動いた消費」を体験した人は63.4%で、前回調査(21年12月)の65.1%に次ぐ結果となった。また、コロナ禍の影響で首都圏を中心に緊急事態宣言が発出されていた21年5月実施の調査からは4.1pt伸長した。
「心が動いた物品購入があった」人は50.5%、「心が動いた有料コンテンツがあった」人は38.3%。また、「心が動いた有料体験サービスがあった」人は41.6%となり、初回調査からは+12.4ptと最も高い結果となった。
最も心が動いた商品・サービスの1位は「外食」
最も心が動いた商品やサービスは、1位の「外食」(昨年同月3位)が17.7%で7.3pt増加し、7位の「レジャー/テーマパーク」(同32位)が6.1%で+4.9pt、9位の「旅行/観光」(同月18位)が5.7%で+3.2ptと伸長していた。
DDDによると、比較対象の21年5月調査時は首都圏を中心に緊急事態宣言が発出されており、「映画」「家電/精密機器」など、巣ごもり関連の消費に心か動く人が多かった。一方で、今回は3年ぶりに行動制限がないゴールデンウイークだった点や、感染者数が減少傾向にあった点も背景にあり、屋外での体験に心を動かされた人が多い結果となった。
「外食」「レジャー/テーマパーク」「旅行/観光」と答えた人の自由回答では、久しぶりに屋外での消費を楽しむことで気分転換となったり、親しい人たちとの関係性を深めたり、新しい刺激を受けたりした――などの回答が多く見られた。
「心が動いた消費」の購入・利用場所はオンラインが34%・オフラインが49%
「心が動いた消費」の購入・利用場所は、通販やフリマサイト、動画配信サービスなど「オンライン」での購入・利用が34.9%。実店舗や映画館、テーマパークなどの「オフライン」での購入・利用が全体の49.3%だった。
「オンライン」での購入・利用を性年代別に見ると、男性50代(45.8%)の割合が最も高く、次いで男性40代(40.3%)、男性30代(37.3%)。一方、「オフライン」は、最も割合が高い層が女性30代(56.7%)、次いで女性40代(53.8%)、男性70歳~74歳(53.1%)。全体で唯一、「オンライン」と「オフライン」の形勢が逆転している層は男性50代という結果となった。
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