2022.07.06 通販会社
DNPとJR東子会社、ショールーミング店舗を上野駅にオープン
大日本印刷(株)は5日、(株)JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーと協業し、JR上野駅構内の「エキュート上野」に実証実験としてショールーミング店舗『&found(アンドファウンド)』を、15日~8月14日にオープンすると発表した。

コロナ禍をきっかけに生活者がリアル店舗に求める役割が変化
コロナ禍をきっかけ1つとしてECサイトでの買い物がさらに増加し、モノやサービスなどを多くの人と共有したり貸し借りしたりする「シェアリングエコノミー」が広がるなか、生活者がリアルな店舗に求める役割も変化している。
それに伴って流通・小売業や製造業では、商品販売主体の従来型店舗から、顧客に体験価値(CX)を提供する次世代型店舗に変革していく取り組みが広がっている。リアル店舗だからこそ可能となる買い物や企業ブランドの体験などに特化した店舗の拡大も見込まれる。
こうした状況に対してJR東日本グループは、駅を「交通の拠点」としてだけでなく、ヒト・モノ・コトがつながる「暮らしのプラットフォーム」に転換していく構想を推進。リアルな場としての強みを活かし、駅を「新たなビジネスを創発する拠点」に変革する取り組みを進めている。
事業化を視野に入れて実証実験店舗『&found』を企画・運用
また、大日本印刷は、リアルとバーチャル双方で生活者と企業のコミュニケーションをシームレスにつなぎ、商品・サービスの価値を高め、新しい買い物のスタイルや体験を生活者に提供していく「ストアDX」を推進。両社は今回、グループそれぞれの強みを掛け合わせ、事業化を視野に入れた実証実験店舗『&found』を企画・運用する。
『&found』は、「日常のスキマ時間で『半歩先の日常』を体験できる、持ち帰る」がコンセプトだ。生活者が駅でのスキマ時間に立ち寄って、食・雑貨・家電などを組み合わせた「半歩先の日常」に触れたり、レンタルして持ち帰ったりできる店舗になる。
利用したくなった家電などをその場でレンタル可能
JR上野駅3階改札内「エキュート上野」イベントスペースGにオープンする『&found』の最大の特長は、利用したくなった家電などをその場でレンタルできること。展示する約50点の家電・AV機器・レジャー用品などの一部は、(株)ピーステックラボが運営するモノの貸し借りアプリ「Alice.style」の新サービス、定額制モノのシェアリングサービス「Alice.style PRIME」を通じて、その場で会員登録の上、持ち帰ることができる。
商品・サービスに関して専門スタッフが説明し、来店客が気軽に触れることで、興味の喚起や理解を促す。また、店内に音声マイクやカメラ、ビーコンなどのセンシング機器を設置し、商品・サービスに対する来店客の反応などを音声データ(テキスト化)と位置情報で取得する。
接客時の会話と来店客の行動のデータから生活者の潜在的な購買欲求(インサイト)を解析・可視化して、マーケティングデータとして出展企業にフィードバックし、商品・サービスの改善やセールストークの高度化などに活用する。取得する情報は、個人を特定できないように統計化した上で企業のマーケティング活動のみに活用するとしている。
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