2022.05.25 調査・統計
越境EC継続の意向が8割、理由は「販路拡大」…プロモーションに課題も
BEENOS(株)の子会社で、越境ECとジャパニーズコンテンツの海外進出をサポートするBeeCruise(株)は24日、同じく子会社のtenso(株)が運営する海外向け購入サポートサービス「Buyee」の導入企業に実施した「越境EC活用と課題の実態調査」の結果を発表した。越境ECの継続意向は8割を超えるが、プロモーション施策の実施企業は3割に満たなかった。

越境ECで取り扱っている商品ジャンル
越境ECで取り扱っている商品ジャンル
「ファション」「エンタメグッズ」が2大ジャンルに
コロナ禍でインバウンド消費がリアルからオンラインへ移行したことや、円安の追い風も受けるなど、注目度が増す越境ECだが、日本の企業は越境ECをどのように活用し、導入後どのような変化があるのか。3月~4月に、「Buyee」もしくは、タグ設置のみで海外販売可能な「Buyee Connect」を導入している企業の担当者に調査し、51件の有効回答を得た。
それによると、越境EC(Buyee)で扱っている主な商品ジャンルは、「ファッション」(27.5%)、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」(15.7%)、「食品・飲料」(13.7%)と続いていた。実際、Buyeeでも「ファッション」「エンタメグッズ」は流通規模が大きい2大ジャンルとなっている。
プロモーションの方法
プロモーションの実施は27%、「Instagramでの情報発信」が64%に
越境ECの流通を伸長させるためのプロモーション施策については、「行っている」のは27.5%だった。その企業のプロモーション方法(複数回答)は、「Instagramでの情報発信」が64.3%、「facebookでの情報発信」が35.7%、「インフルエンサー活用」が28.6%と続いた。実施企業は取り組みやすい自社のSNS発信から始めていることが分かる。
越境EC導入を検討した際の課題や導入後の課題(複数回答)については、導入前は「配送」(70.6%)、「言語」(56.9%)、「コスト」(52.9%)が多く挙げられ、導入後は「海外向けマーケティングの方法がわからない」(64.7%)が最多だった。配送やコストの課題は「Buyee」のようなサービス活用によって解消される一方、「導入企業だけで独自にマーケティングを行うことに課題」を感じていることが明らかになった。
越境ECの運用コストは「1万円以下」が58%に
プローモーション予算も含む越境ECの運用にかかる金額的なコスト(1カ月)」(単一回答)は、「1万円以下」が58.8%で最も多い回答となった。越境ECは低コストで運用でき、導入のハードルが低いことが分かる。
「今後も越境ECの導入を継続したいか」という問い(単一回答)には、84.3%が「続けたい」。その理由(複数回答)は、「販路を拡大できるから」が最多の83.7%で、「運用面で負担なく、簡単に海外販売できるから」が53.5%で続いていた。
BEENOSは、成長著しい巨大な世界市場に向けた越境ECでは、リアルタイムな購買データから見える自社商品の海外需要の把握と、その分析によるエリア・言語・時節に特化したマーケティングやプロモーション策定が必須としている。
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