2022.04.15 通販会社
ファストリ2Q、営業利益が過去最高に…欧米でユニクロが好調
ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングが14日発表した2022年8月期第2四半期(21年9月~22年2月)連結決算は、売上収益が前年同期比1.3%増の1兆2189億7700万円、営業利益が同12.7%増の1892億7800万円、四半期利益は同38.7%増の1468億4400万円となった。

東南アジアでも過去最高の売上・営業利益を達成、EC売上は1.9%減
増収、大幅な増益となり、為替が円安となった影響を除いても営業利益は過去最高を更新した。北米、欧州のユニクロ事業が好調で収益構造が改善、営業利益が大幅に拡大した。東南アジアも過去最高の売上、営業利益を達成するなど、海外ユニクロ事業の収益の柱が多様化している。国内ユニクロ事業、ジーユー事業は減収減益となった。
事業の成長の柱の1つとして注力しているEC事業は、国内ユニクロ事業の売上高が前年同期比1.9%減の724億円となった。若干の減収は、コロナ禍による在宅需要で前年のEC販売が急拡大した反動で、2年前比では約4割増収、売上構成比は16.4%と高まっている。
EC事業は店舗と一体で本業と捉え、ほしい商品をいつでもどこでも購入できる仕組みづくりや情報発信を加速。すでに店舗とECが融合したサービスや、在庫の一元管理などの改革が進んでいる。
国内ユニクロ事業は10.2%減の4425億円
国内ユニクロ事業の売上収益は前年同期比10.2%減の4425億円、営業利益は同17.3%減の809億円、ECを含む既存店売上高は同9.0%の減となった。前年売上のハードルが高いことに加え、この上期は冬物の売れ筋商品に欠品が発生し、機会ロスが生じたことによる。売上総利益率は、値引き販売を抑制して値引率が改善したことなどで、同0.9ポイント改善。売上高販管費率は、減収に伴い同2.6ポイント上昇した。
海外ユニクロ事業の売上収益は前年同期比13.7%増の5932億円、営業利益は同49.7%増の1003億円と、大幅な増収増益となった。海外ユニクロ事業に占める北米、欧州の営業利益の構成比は約20%と、グレーターチャイナの約55%に次ぐ収益の柱の一つとなりつつある。各国・各エリアで出店を加速すると同時に、世界主要都市にグローバル旗艦店、大型店を出店することで、LifeWearのコンセプトの浸透を図っている。
ジーユー事業の売上収益は前年同期比7.4%減の1228億円、営業利益は同40.9%減の93億円となった。気温が高かったことで秋物の販売に苦戦、冬物は好調な商品があったものの、生産や物流の遅延の影響で機会ロスが生じたことによる。
通期業績予想を上方修正
売上総利益率は、原材料や輸送費の高騰の影響を受け、原価率が上昇したことで同0.4ポイント低下。売上高販管費率は同3.6 ポイント上昇したが、ECの拡大に向けて西日本に自動倉庫を稼働したことで一時的に物流費が増加したことなどによる。
22年8月期の通期業績予想で、当期利益を上方修正した。1月に発表した前期比3.0%増の1750億円を、同11.9%増の1900億円とした。円安が進んでいることから、2月末の為替レート1ドル115.6円を期末の為替レートの前提とし、金融収益・費用は232億円のプラスと見込んだ。売上収益2兆2000億円(前期比3.1%増)と、営業利益2700億円(同8.4%増)の業績予想に変更はない。
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