2022.03.28 行政情報
置き配でトラブル相談が増加、東京都が注意喚起
「置き配、便利だけどトラブルも起きています」――。東京都はこのほど、置き配をめぐるトラブルが多発していることを受け、「荷物の受取り場所をきちんと定め、早めに確認することが大切」などと、「消費者注意情報」を発令して用心を呼びかけている。

置き配は非対面受取などのメリットは大きいが、盗難や雨に濡れる可能性も
くらしに関わる情報サイト「東京くらしWEB」によると、通販の置き配・誤配トラブルによる相談件数は急増している。2019年度は104件だったが、20年度には375件に増加。21年度は22年1月までの速報値で298件に達している。
いわゆる「置き配」とは、郵便局や宅配事業者、大手通販サイトなどが行うサービスで、受取側があらかじめ指定した場所に荷物を届けてもらえるサービスだ。事業者によって条件の違いはあるが、自宅玄関前や車庫、自身が設置した置き配ボックスなど、同一住所内であれば、非対面で荷物を受け取ることができ、利用者が増えている。
不在時での受け取り、非対面での受け取りなどメリットは大きいが、反面、指定場所によっては盗難の可能性や、雨にぬれたりして汚損、破損の恐れも。また、誤配に気づくのが遅れ、再送されるまでに時間がかかることがあることなどが指摘されている。
注文商品が近所宅の玄関に配送された事例も
「注文商品が、近所宅の玄関前に誤って置き配されていた。宛先は正しかったので表札などで確認できたはず」(60歳代男性)/玄関への置き配指定で、確認したら荷物がなかった。警察に連絡し、防犯カメラを確認したところ、置き配された荷物は、別の人が持ち去っていたことが分かった」(40歳代女性)――。都には、こんな相談事例が寄せられている。
都は、置き配で荷物が届いた場合は長期間放置せず、できるだけ早く荷物の状況を確認することでのトラブル回避策ををはじめ、覚えのない商品が届いた場合は「送り付け商法(ネガティブオプション)」の可能性もあり、「送り付け商法」の場合は、荷物は即日処分することができる。その際は、事業者には絶対に連絡をしないように、などとアドバイスしている。
置き配のメリットやデメリットを理解し、宅配事業者などが推奨する「宅配ボックス」の設置や、駅・スーパなどに設置している「宅配受取ロッカー」、コンビニ受取りなどによる「置き配トラブル回避」の検討も加え、上手に利用しようと呼びかけている。
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