2022.02.28 調査・統計
エアクロが『サーキュラーファッション』実現、レンタルで衣服廃棄ゼロに
(株)エアークローゼットはこのほど、自社で取り扱うすべての洋服を、焼却・埋め立て処分せずにリユース・リセール・リサイクルする『サーキュラーファッション』の基盤を構築し、「衣服廃棄ゼロ」への仕組みを確立したと発表した。

エアクロでは「活躍できる洋服はそのまま最大限活用」の考えを重視
今後は、シェアリングモデルである月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」を軸に、洋服を最大活用するプラットフォームとして、ユーザーが自然とサスティナブル消費をしてもらえるような「衣服循環」「循環型物流」の取り組みを増やしていきたいとしている。
エアークローゼットは、「洋服として活躍できるものはそのまま洋服として最大限活用する」という考え方を、ファッション分野のサーキュラーエコノミーのスタンスとして大切にしている。
2020年からは、レンタル提供が終了したアイテムを販売する「エコセール」と、姉妹サービスの提案型ファッションEC「airCloset Fitting」で、試着のみの返却アイテムの『airCloset』内シェアリングの取り組みを実施している。
レンタル終了アイテムから破損で着用できない洋服を循環型繊維リサイクルに
今回は新たに、レンタルが終了したアイテムの中で、破損などを理由に着用できない洋服を、廃棄衣料品を90%原料とした循環型繊維リサイクルボード「PANECO」に活用する取り組みを開始。ディスプレイ・デザインの視点からアプローチした「PANECO」は、木製ボードのように加工しやすいファイバーボードだ。環境負荷を削減して持続可能な未来をめざす、こうした取り組みにより、循環型『サーキュラーファッション』の仕組みを実現させる。
環境省によると、洋服がごみとして廃棄された場合、再資源化される割合は5%ほどで、ほとんどはそのまま焼却・埋め立て処分される。その量は年間で約48万トン。大型トラック約130台分を毎日、焼却・埋め立てしていることになる。
事業者一社ごとの取り組みがこうした実態を改善することに繋がると、まずは同社の事業活動を通して「衣服廃棄ゼロ」の実現をめざしてきた。さらなる課題解決には各社の協力が必要だが、各社が一から洋服を循環させる基盤を構築するよりも、同社のプラットフォームの有効活用が、より速くコストも抑えることが可能と考えている。
フランスで1月から、在庫や売れ残り品の廃棄を禁止する法律が執行されたように、世界中で衣服廃棄削減の動きは加速すると予測されている。今後、同社は構築してきた基盤を活かした取り組みをさまざまな企業と実施することで、『サーキュラーファッション』の推進に貢献していきたいとしている。
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