2021.11.09 通販支援
ファンコミュニケーションズ3Q、広告主の予算削減などで減収減益
(株)ファンコミュニケーションズが8日発表した2021年12月期第3四半期(21年1~9月)連結決算は、売上高が前年同期比10.3%減の204億7000万円、営業利益が同22.9%減の17億9500万円、純利益は同17.1%減の13億6200万円となった。

Cookieなどの利用制限も活発化
新型コロナウイルスの感染拡大の影響によるテレワークへの移行によってオフィスの在り方を見直し、固定費の削減に努めたが、一部広告主の予算削減や消費者の消費にいたる導線の変化などの影響によって、減収減益となった。
主要事業であるインターネットマーケティングサービス分野では、 消費者のデジタルシフトが進む中、特に動画視聴時間の増加や今後の通信環境のさらなる高速化などもあり、インターネット広告は、大手プラットフォーマーを中心に需要が高まっている。一方、インターネット広告がマスメディアとしての役割を果たす中、個人情報保護の動きが加速しており、消費者の行動を追跡できるCookieなどの利用を制限する動きが活発化している。
アフィリエイト広告「A8.net」の売上は8.3%減
主力サービスのアフィリエイト広告サービス「A8.net」、スマートフォンアプリ向けCPI広告サービス「seedApp」などを提供するCPAソリューション事業は、売上高が前年同期比8.3%減の161億800万円、セグメント利益は同12.9%減の26億2800万円となった。
全体の売上高に占める構成比は78.7%。「A8.net」の利用広告主数(稼働広告主ID数)は3296(前期末は3182)。参加メディア数(登録パートナーサイト数)は300万1736件(同288万9117件)。「seedApp」の利用広告主数は136(同191)、参加メディア数は103万9837件(同101万8937件)だった。
受注件数は徐々に増加傾向が見られるものの、コロナ禍に伴う広告主の予算削減や検索アルゴリズムの変動などの影響を受け減収となった。そうした中で「A8.net」は7月、アフィリエイターが選ぶ「満足度1位のASP(アフィリエイトサービス・プロバイダー)」に11年連続で選ばれた。支持率は41.5%で、昨年(37.3%)よりもその比率を増していた。
スマホ向け運用型広告サービス「nend」も苦戦
一方の主力サービスであるスマートフォン向け運用型広告サービス「nend」などを提供するADコミュニケーション事業は、売上高が前年同期比15.7%減の39億8500万円、セグメント損失は6900万円(前年同期は9300万円のセグメント利益)となった。
全体の売上高に占める構成比は19.5%。新規事業の企画・開発を推進した一方、大手プラットフォーマーへの広告予算の寡占化を背景として、nendの稼働広告主が減少したことにより、減収となった。
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