2021.11.04 通販会社
ベガコーポレーション2Qは減収減益、純利益68%減…巣ごもり需要の反動で
家具インテリアのECサイト「LOWYA」を運営する(株)ベガコーポレーションがこのほど発表した2022年3月期第2四半期(21年4~9月)決算は、売上高が前年同期比13.1%減の85億8700万円、営業利益が同70.2%減の3億4500万円、純利益は同68.8%減の2億2300万円となった。

景気刺激策の動向次第ではEC需要が弱まる恐れも
LOWYA旗艦店の流通取引総額(GMV)は前年同期を上回って着地したが、モールは前年の需要増の反動を受けた。通期計画策定時から、需要の高まりは下期からと見込んでいるが、コロナ禍の沈静化に伴う景気刺激策の動向次第ではEC需要が弱まる恐れがあり、注意を払っている。
家具Eコマース事業は、旗艦店を中心に集客を強化。SEO・WEB広告からの新規アクセス流入、SNS強化による認知度向上、モバイルアプリのダウンロードを通じた会員化の促進に取り組み、全体のGMVに占める割合は52.8%に。主要な販売チャネルとして定着した。
旗艦店の会員数は40%増の99万人、リピーター比率は21%増
旗艦店の会員数は前年同期比40.1%増の99万5000人、リピーター比率も同21.7%増の20.7%となった。受注1件あたりの平均単価はモールの1.4倍で、旗艦店にリソースを集中してGMVを拡大することで利益率が改善する構造となっている。
LOWYA事業では積極的なマーケティング投資を実行したほか、テレビで紹介された効果もあり、LOWYAロゴの認知度は14.4%と伸長。伸びしろはまだあるとして、認知度向上に向けた各種施策を検討している。品揃えの面では、自社PBでのヒット商品開発や高利益率商品の開発とともに、旗艦店のプラットフォーム化に向けたテストとして取り組んでいる他社ブランド商品の取り扱いも順調。22年3月期末には3000~1万商品を見込んでいる。
越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」はGMVが65%増と好調
損益面では、モール店舗を中心に前年同期の需要増の反動を受けて減収減益となったが、LOWYA旗艦店への販売チャネルのシフトは順調に進捗。また、海上コンテナ輸送運賃や原材料価格の上昇、円安進行の影響を受け、原価率は上昇したが、在庫適正化や適正配送による保管費、配送費削減の取り組みは順調に継続している。
新規事業として取り組んでいる越境ECプラットフォーム事業「DOKODEMO」は、前年に引き続きインバウンド消費の代替としての越境ECに対する需要が高まる中、需要をとらえた品揃えの充実やマーケティング施策を実施したことで、アクセス数および会員数がともに順調に推移。GMVは前年同期比で65.8%増、リピーターによる流通が72.7%と引き続きと高い成長率を見せ、四半期ベースで過去最高のGMVを更新している。
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