2021.09.17 通販会社
アスクル1Q、売上・利益ともに過去最高を更新…コロナ特需に落ち着きも
アスクル(株)が16日発表した2022年5月期第1四半期(5月21日~21年8月20日)連結決算は、売上高が前年同期比2.3%増の1024億4200万円、営業利益が同9.4%増の32億7200万円、純利益は同43.3%増の21億5300万円となった。

コロナ禍対策の特需に落ち着きも、ロングテール商材などが好調
計画通り順調なスタートとなり、売上高、利益面とも過去最高を更新した。同社グループは22年5月期を、中期経営計画(22年5月期~25年5月期)実現に向けた足固めの年として位置付け、営業利益を確保しながら積極的に設備投資を実行する姿勢を示している。
主力分野であるeコマース事業のBtoB事業は、eコマース市場拡大を機会と捉え、取扱い商材数の拡大や新WEBサイ トの構築など、中期経営計画の実現に向け着実に事業を推進。BtoC事業は、23年5月期の「LOHACO」営業利益黒字化と、その後の成長に向け、収益改善に取り組んでいる。
eコマース事業の売上高は前年同期比2.2%増の1001億4200万円、営業利益は同3.9%減の33億800万円となった。また、BtoB事業の売上高は同2.8%増の834億600万円となり、堅調に推移した。
商品の種類別では、手指消毒液やマスクなどのコロナ禍対策商品の特需が落ち着き、反動で売上高が減少したが、さまざまな仕事場で利用される飲料などの生活用品商材、EC需要の増加による梱包資材などの間接材全般、取扱い商材数が891万アイテムを超え品揃え強化に注力するロングテール商材などの売上高が伸長したことから、増収となった。
「LOHACO本店」をヤフーが提供するシステム基盤に移行
BtoC事業は、6月に「LOHACO本店」をヤフー(株)が提供するシステム基盤に移行し、新本店としてリニューアルオープン。集客やサイト基盤、決済をはじめとしたZホールディングスグループの基盤を活用することで、顧客の拡大とコスト削減を実現し、強みであるオリジナル商品や物流などに一層資源を集中させ、さらなる成長を進めている。
「LOHACO本店」リニューアルに伴い販売促進活動を抑制したことから売上高が減少したが、ソフトバンク(株)、ヤフー(株)と連携した大型販促の再開により、8月度には再成長軌道に転換している。この結果、「LOHACO」の売上高は、前年同期比2.4%減の126億1800万円となり、BtoC事業合計では同0.9%減の167億3600万円となった。
ロジスティクス事業の売上高は前年同期比4.8%増の20億8800万円、営業損失は5900万円(前年同期は4億8000万円の営業損失)となった。ASKUL LOGIST(株)のグループ外物流業務受託の拡大で、売上高は増加。事業拡大に加え、連結子会社だった(株)エコ配を連結の範囲から除外したことから、前年同期比で営業損益は大幅に改善した。
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