2021.09.16 通販会社
自転車ECサイト「サイマ」、初の通期黒字化を達成…コロナの新需要で
(株)エイチームコマーステック(名古屋市)は15日、運営する自転車専門通販サイト「cyma(サイマ)」が、サービス開始以来8年目で初の通期黒字化を達成したと明らかにした。コロナ禍での「3密回避」「新たな移動手段」で高まる自転車需要が大きく影響しているという。

初の通期黒字達成、過去最高の売上高を記録
同社によると、20年度7月期第3四半期(20年2~4月)で初の四半期黒字化を達成。21年度7月期通期決算では、13年2月のサービス開始以来、初の通期黒字化を達成した。また同時に、前期比12.5%増となる35億9000万円という過去最高の売上高を記録した。
20年以降は、コロナ禍の拡大、長期化で、3密を回避しながら感染リスクを低減するパーソナルな移動手段として、自転車需要が高まっている。さらに、在宅勤務をはじめとした新しい働き方が広がる中、自宅周辺で使える身近な移動手段としても注目が集まっている。同社は。こうした自転車需要の高まりが、「サイマ」の業績の追い風になったと考えている。
完全組立自転車のオンライン販売・宅配のニーズが拡大
併せて、長年積み上げてきた物流オペレーションの改善に加え、仕入れ・物流・販売のサプライチェーンの改善が奏功したことや、国内唯一の自転車専門通販サイトとして完全組立自転車をオンラインで販売し、自宅まで配送するサービス特性が巣ごもり消費を後押した。
「cyma」は、16年8月に単独事業としてEC事業を新設。東海・関東・関西の3か所に整備・物流倉庫(Logistics Center)を構え、国内外から仕入れた200種類以上の完成品を自社で在庫を持ち、専属のプロ整備士が整備した自転車を販売している。
同社によると、国内自転車市場(製造および輸入台数)は12年の約951万台から18年の約703万台へ緩やかに減少した後、19年には712万台へ回復。コロナ禍が拡大した20年4~6月には前年同期比12.1%増の約204万台を記録し、原価率を50%とした場合の自転車小売市場の規模は2600億円と推定され、安定的に推移しているという。
■『cyma』
https://cyclemarket.jp/
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