2021.07.02 通販会社
ショップチャンネル、売上高は1.4%減の1611億円…生放送の短縮が影響
ジュピターショップチャンネル(株)が1日発表した2021年3月期(20年4月~21年3月)決算は、売上高が前期比1.4%減の1611億円となった。

コロナ対応で生放送が前年同期比で約4割減少
顧客数は新規顧客が前期比10.2%増加し、リピート顧客を含めた全体の顧客数も同4.7%増となったが、生放送時間の縮小などが大きく影響して売上高は減少した。売上の推移を四半期ごとにみると、第1四半期は前年同期比を大きく下回ったが、第2四半期以降は回復して前年同期並み、または前年同期を上回って推移した。
ショップチャンネルは24時間365日生放送で番組を提供してきたが、コロナ禍による緊急事態宣言の発令などで生放送時間を縮小。生放送以外の時間は録画放送を行った。この対応により、第1四半期は紹介商品数や特別番組の放送回数が前年同期比で約4割減少し、強みとする多彩な商品ラインアップや番組に大きく影響した。
商品別ではフード、ホームグッズ、家電、健康食品などが好調
商品カテゴリ別の売上では、巣ごもり需要拡大の影響でフード、ホームグッズ、家電、健康食品等が好調に推移。一方、これまで売上をけん引してきたファッションやコスメといったカテゴリは、お出かけ・ハレの日需要の減退により、前年比で減少した。また、コロナ禍で販路が縮小している食品事業者への支援をめざして、10月に「全国グルメ物産展」を放送。多くの支持を受け、目標の2倍以上の売上を達成した。
ショップチャンネルは21年11月に25周年を迎えることから、今年度を25周年イヤーと位置付けている。節目にあたり、今年度から始まる中期経営計画(5か年計画)を策定。商品や番組、オペレーションの強化を図り、持続的な成長と企業価値の向上をめざす。
4月から生放送時間を1日20時間に変更し、25周年を記念した特別商品と番組の放送に注力している。22年4月には千葉県船橋市の三井不動産ロジスティクスパーク船橋III内に開設する新物流センターを本格稼働する。また、(株)クレディセゾンと提携した初のオリジナルクレジットカード「ショップチャンネルカード」の発行を8月11日から開始する。
コト・体験型商品の販売を拡充
同時に、コト・体験型商品の販売拡充で新しいビジネスモデルの構築をめざす。6月には第1弾としてミラー型自宅トレーニング用フィットネスデバイス「フィットネスミラー」を販売。今後も旅や健康、趣味、エンタメなど、他の事業者が提供するサービス・コンテンツをショップチャンネルのユーザーに紹介することによる手数料収入モデルなどの構築に注力する。
4月から主にSNSを配信先としてライブ通販動画を制作し、商品を販売するサービス「コレイヨ」を開始。現在はC Channel(株)とのパートナーシップのもと、動画メディア「C CHANNEL」と「mamatas」で生配信を行っている。テレビ通販事業で培ったノウハウを活用し、20~40代に向けてインフルエンサーとモノづくりのプロ、ユーザーで楽しむショッピング体験を提供する。
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