2021.04.20 調査・統計
3月の国内消費動向、外出型商品が回復・ECやコンテンツ配信も好調
(株)ジェーシービーと(株)ナウキャストは19日、国内消費指数を示す「JCB消費NOW」の3月の速報値を更新した。2度目の緊急事態宣言が解除された月で、消費全体は前月より3ポイントほど改善。サービス消費の「旅行」「宿泊」「娯楽」「交通」といった外出型消費が回復し、消費全体を押し上げた。「EC」「コンテンツ配信」は、引き続き高い伸びを示している。
「JCB消費NOW」の消費比較は、今回から2年前比のデータを公開している。前年の2020年3月消費は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けているためとした。
百貨店やスーパー、コンビニなどの小売り総合はプラスを維持
それによると、消費全体を示す「全総合」は前々年同期比で-7.4%となり、前月より3.1ポイント改善。サービス消費が1月を底として回復基調にあり、消費全体を押し上げている。「サービス総合」は前々年同期比-14.7%と、依然としてマイナス圏だが、3月21日の緊急事態宣言解除もあって外出型消費を中心に回復し、前月より7.6ポイント改善した。
百貨店やスーパー、コンビニエンスストアなどの「小売総合」は前々年同期比+2.2%で、前月より2.7ポイント悪化したものの、引き続きプラスを維持している。小売消費の内訳は、百貨店が同-19.8%、コンビニエンスストアは同+12.9%で、前月からほぼ横ばい。スーパーは同+6.0%と、前月から-6.6ポイント減少した。
ECは33%増・コンテンツ配信は67%増
サービス消費では、「EC」が前々年同期比で+33.0%、「コンテンツ配信」が同+67.0%で、引き続き高い水準を保って伸びている。
「旅行」は前々年同期比-41.1%と、前月から14.5ポイント改善。「娯楽」は同-5.7%で、18.2ポイント改善した。また、「宿泊」は同-32.2%、「交通」は同-24.0%で、いずれも前月から10ポイント超の改善となった。
外食は29%減、映画館は34%減
一方、「外食」は前々年同期比-29.0%で、前月から5.4ポイント改善と、その他の外出型消費と比較して回復ペースが弱い。「居酒屋」が同-45.9%で、前月より15.1ポイント回復。20年末並みの水準に近づいた一方、「喫茶店・カフェ」は同+15.6%、「ファミレス」は同-35.8%で、いずれも前月より減少した。
「映画館」は前々年同期比-34.5%で、前月から24.3ポイント回復。一方、「遊園地」は同-68.5%で前月から横ばい、「ゴルフ場」は同-6.8%で再びマイナス圏に。「航空旅客」は同-29.0%で、前月より20.5ポイント増と大幅に改善。「鉄道旅客」は同-52.3%で前月より9.5ポイント改善したが、「航空旅客」と比較すると回復スピードは緩やかだった。
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