2021.04.09 通販会社
ファストリ2Q、売上減も営業利益は22%増…国内EC売上は40%増
ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングが8日発表した2021年8月期第2四半期(20年9月~21年2月)連結決算は、売上収益が前年同期比0.5%減の1兆2028億円6400万円、営業利益が同22.9%増の1679億8200万円、四半期利益は同5.4%増の1058億6800万円となった。
国内・海外ともにECが好調
減収と大幅な増益は、収まらない世界的なコロナ禍の中、主に国内ユニクロ事業と海外のグレーターチャイナのユニクロ事業が増益となったことに起因する。
その中で、拡大に注力するEコマース事業は、店舗と融合した取り組みの強化とサービスの拡充で売上収益に貢献。国内ユニクロ事業の売上高は738億円と大幅な増収となり、構成比も15.0%となった。海外ユニクロ事業のEコマース販売も、各国・各エリアで増収と好調を維持。アジア・オセアニア地区で約6割、欧州全体で約8割増の売上高を示した。ジーユー事業でも、Eコマースの売上高が約4割の増収となった。
在宅商品の需要増でラウンジウエアやヒートテック毛布が好調
国内ユニクロ事業の売上収益は4925億円(前年同期比6.2%増)、営業利益は978億円(同36.6%増)と、増収・大幅な増益。ラウンジウエアやヒートテック毛布などの在宅需要にマッチした商品などの販売が好調だったことで、既存店売上高は同5.6%増(第1四半期7.3%増、第2四半期3.9%増)となった。コロナ前の2年前比でも、土日祝日の日数が3日少ないものの、1.2%増と好調。また、Eコマース売上高は同40.5%増と大幅な増収となった。
海外ユニクロ事業の売上収益は5218億円(前年同期比3.6%減)、営業利益は670億円(同25.9%増)と減収、大幅な増益となった。コロナ禍の影響が大きかった欧米事業は販売に苦戦したが、東アジアでの事業は総じて好調だった。
好調だったEコマース売上高は、大幅な増収増益となったグレーターチャイナで計画通りの約1割の増収。オーストラリアは減収、営業利益は赤字だったが、Eコマース販売は約8割の増収となった。米国は大幅な減収減益だったが、約1割の増収、同様にカナダも倍増した。また、計画を下回るほどの減収減益となった欧州での売上高は約8割の増収を計上した。
GUのEC売上も約4割増に
ジーユー事業の売上収益は1326億円(前年同期比0.3%増)、営業利益は158億円(同0.4%増)とほぼ前年並み。コロナ禍で都心部を中心に客数が減少したが、TVCMで打ち出したスウェットライクニット、ダブルフェイスのスウェット、在宅需要にマッチしたラウンジウエアなどの販売が好調で、既存店売上高はほぼ前年並みとなった。約4割増のEコマース売上高は、特別サイズのラインアップ拡充やアプリを通じた情報発信の強化による。
こうした上期の上振れを反映し、下期業績も大幅な増収増益を予想。国内ユニクロ事業は、既存店売上高が前年同期比約8%増、うちEコマース売上高は減収を見込んだ。前期は下期からEコマース売上高が急増し、ハードルが高いためとした。それでも2年前比では約4割増収を予想。ジーユー事業も増収増益を見込んでいる。
同時に通期業績も上方修正し、大幅増益を見込んだ。売上収益は2兆2000億円から2兆2100億円(前期比10.0%増)、営業利益は2450億円から2550億円(同70.7%増)、当期利益は1650億円(同82.6%増)を踏襲した。
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