2021.03.25 通販支援
保冷輸送の世界基準を構築へ、ヤマト運輸がコンソーシアム『Fresh Pass』発足
ヤマトホールディングス(株)と、欧州最大の小包配達ネットワークであるフランスのDPDグループは24日、安全・安心で持続可能な世界規模の食品流通の確立をめざす共同事業体『Fresh Pass』を発足させた。各国の参画企業とともに、生産・収穫から加工、保存、輸送、流通過程まで、クロスボーダーの小口保冷輸送の確立と普及をめざす。
世界基準(ISO)に基づいた小口保冷輸送方式を策定へ
新型コロナウイルスの世界的な流行拡大は、各国のライフスタイルを急速に変化させ、食品流通でも安全、安心で高品質な国内、国際間の小口保冷輸送ネットワークの構築が求められている。一方、世界では、既存の食品流通の非効率な流通工程、保存設備や輸送手段などインフラの未整備に起因するフードロスなど、さまざまな課題が指摘されている。両社は、こうした食品流通の課題解決に向けて、『Fresh Pass』への各国の参画企業を募る。
取り組みの一つとして、『Fresh Pass』では、世界基準(ISO)に基づいた小口保冷輸送方式を策定する。品質管理方式を共通化し、安全で高品質な国内、国際間のすべての流通過程における小口保冷輸送プラットフォームの構築をめざす。
参画企業は、それぞれが所有する小口保冷輸送ネットワークを活用し合うことで、顧客企業の新規市場進出や取引拡大時のオペレーションコストの低減が見込める。また、輸送資材などに共通の名称とロゴを使うことで、安全で高品質な輸送方式の証を可視化するなどして、各参画企業のビジネス拡大や信頼性向上に貢献し、食品流通の健全な発展に寄与する。
持続可能な食品流通の普及促進へ
さらに今後は、小口保冷輸送の強化をめざす物流事業者に対するコンサルティングや、新たに小口保冷輸送事業に参入する際のサポートを行うなど、コンソーシアム参画企業の拡大を通じた安全・安心の食品輸送に貢献する考えだ。
各国に『Fresh Pass』を展開することで、持続可能な食品流通の普及を促進するためのインフラや保存設備、加工施設の整備はもちろん、技術的能力の強化を支援し、最適な世界規模での食品流通の実現に向けて取り組む。
さらに、各国の生産者・食品事業者に対しても、小口保冷輸送ネットワークによって創出される国内外の新たな市場への進出や、小口保冷輸送の実現による生産者と消費者を直接つなげる新たなビジネスモデルの創出を支援していくとしている。
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