2020.10.09 調査・統計
ECやWEBサービスのログイン、52%のユーザーが「画像認証」で離脱
オンラインでのなりすましや不正アクセスなどの不正検知サービスを提供するかっこ(株)が8日発表した、画像認証などのユーザー認証の使い勝手やコロナ禍でのネット通販の利用状況に関する調査によると、「半数がユーザー認証のログイン時に離脱」「カード決済は6割が不安あり」という実態が浮かび上がった。
かっこがユーザー調査
ショッピング、仕事、宿泊やチケット予約など、さまざまなサービスがネット上で使えるようになった一方で、昨今は情報漏洩や不正アクセスなどのニュースも多く、本人確認のためのユーザー認証を求められる機会が目に見えて増えてきている。
同社は、ユーザー認証として使われている「人間には判読できるが機械にとっては判読困難な数字や写真を使う画像認証」や「携帯電話のショートメッセージを使ったSMS認証」について調査した。7月8日~22日に、20~60代の男女300人に聞いた。
SMS認証も37%が「失敗」「諦め」
「登録やログイン時にセキュリティ対策で困った経験」について。認証サービスの中でも、一般的な画像認証について、半数以上のユーザーが「ログイン失敗(37%)、ログイン自体を諦めている(15%)」ことが分かった。また、画像認証以外の「SMS認証」についても、37%がログインに失敗、諦めた経験があると回答していた。
この結果から同社は、「セキュリティ強化は事業者として欠かせないが、ユーザーの負担を考慮することが必要」とした上、認証サービスというアプローチは、ユーザーにとってハードルが高い。さらに安全な認証方法として多要素認証が挙げられるが、2025年まで年平均15%成長するという見方もあり、今後、より一般的になっていくことが予想されるとしている。
クレカ決済に不安感が61%
「ネット通販でクレジットカード決済を利用する際の安心感」については、全体の61%(不安18%・やや不安43%)が不安を感じていることが分かった。一般的と考えられているカード決済も、多くの人が不安を感じながら利用しているのが実態のようだ。総務省の「平成30年通信利用動向調査」でも、不安を感じている人の割合は、「不安を感じる」「どちらかといえば不安を感じる」を合わせると70.7%に達していた。
コロナ禍のEC利用、増えたが25.8%
「新型コロナウイルスがきっかけで、ネット通販の利用は増えたか」という問いでは、ECは「以前から使っており変わらない」が62.4%、「以前から使っていたが増えた」が25.8%。ゲームやデジタルコンテンツなどのWEBサービスは「以前から使っており変わらない」が65.2%で、「以前から使っていたが増えた」が25.6%に上っていた。巣ごもり環境での利用増が明らかになった。
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