2020.06.22 通販支援
ピアラ、タイへの越境EC「チャンネルJプロジェクト」開始
ECマーケティングテック事業などを展開する(株)ピアラが、独立行政法人・日本貿易振興機構(ジェトロ)による「中堅・中小企業輸出ビジネスモデル調査・実証事業費補助金」の採択事業者8企業のうちの1社に決まった。同社はこれを受け、タイ向けに国内製品などの発信、提供を軸とする取り組み「チャンネルJプロジェクト(仮称)」をスタートさせた。
越境ECなどタイへの進出をサポート
ジェトロが呼びかけた「中堅・中小企業輸出ビジネスモデル調査・実証事業費補助金」事業は、国内企業の海外進出を支援する民間事業者の、新たなビジネスモデルを構築するための取り組みに向けた支援事業だ。
ピアラは、「ヘルスケア、ビューティ、食品領域において通販事業を展開する企業の悩みを解決する」をミッションに掲げ、タイにも拠点を持つ。2019年1月には化粧品や健康商品の越境EC支援事業をスタート。食品領域では、タイ人がおいしく和食を簡単に作れるレシピを紹介する日本料理動画メディア「Channel J」をタイ国内で展開している。
同社によると、タイで日本の化粧品や健康食品、食材を広めたいメーカーや、地方自治体からの農産物の紹介依頼が増えているという。その中で、日本国内でのヘルスケアやビューティ事業の経験や越境ECの実績をもとに、まずはタイへの進出をサポートし、ECモール出店や複合店舗展開などに向けて事業を進めていく方針だ。
タイの富裕層や外国人向けに日本製品の提供・情報発信
プロジェクトでは、タイ人の富裕層や在住外国人をターゲットに、オンライン(EC、動画配信など)とオフライン(実店舗など)を統合したOMOプラットフォームを構築し、メーカーや生産者から募った日本製品、食材の情報発信と提供を行う。タイ国内での普及を推進しながら、貿易や越境ECのノウハウを活用した海外進出をサポートする。
日本国内のメーカーや生産者の輸出課題として、タイ国内の店舗には現地産や他国から輸入された大量の商品が陳列され、より安価な物が現地のバイヤーや生活者の手に取られやすい現状がある。ジャパンブランドに対する情報発信や実体験の機会が少なく、価値が十分に伝わっていない面も見受けられるという。
同社はそうした課題に対して、ジャパンブランドの品質の高さや生産過程のストーリーなどを交えて認知と理解の促進を図り、価格以上の価値に対する気付きを与え、現地のバイヤーや生活者の興味を喚起し、需要の拡大へ複合的な情報発信を実行する考えだ。
ECの動画配信なども展開へ
今後は、日本料理動画メディアの「Channel J」に続き、日本製品や日本産食材専門の自社ECの「Channel J(動画配信サービスと同名)」や、「Cosme Land by Channel J」の展開、現地ECモール「LAZADA」「Shopee」などへの出店とともに、「レストラン」「カフェバー」「物販」の複合型実店舗「Wagyulab&J Market(仮)」の展開を予定している。

相互連動により集客促進を図るほか、拡散効果と訴求効果の高い発信を実現するとし、参画事業者には、貿易関連などの必要業務を一貫してサポートしつつ、販売の拡大促進や利益拡大のため、これらのチャネルをテストマーケティングの場として提供するという。
同社は、日本国内でタイへの出店や物販を検討している食品や化粧品、健康食品のメーカー、生産者を募集している。同社がタイ進出に関するブランドマーケティングや販売促進、貿易サポートを一気通貫してサポートするとしている。
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