2020.04.10 通販会社
セブン&アイ期末決算は減収増益、EC売上4.7%減・ニッセンも売上減
(株)セブン&アイ・ホールディングスが9日発表した2020年2月期(19年3月~20年2月)連結決算は、売上高(営業収益)が前年同期比2.2%減の6兆6443億5900
万円、営業利益が同3.1%増の4242億6600万円、純利益は同7.5%増の2181億8500万円となった。
営業利益・純利益は過去最高を達成
営業利益と純利益は、それぞれ過去最高益を達成し、セブン‐イレブン・ジャパン、セブン‐イレブン・沖縄及び 7-Eleven,Inc.の加盟店売上を含めたグループ売上は、11兆9976億4300万円(前年同期比0.2%減)となった。
EC売上は、全体で前期比11.4%減の1002億6100万円。セブンネットショッピングは同4.7%減の200億6600万円、セブンミールは同16.8%減の232億9700万円。「通販型」「配達型」とも前期を下回った。
ニッセンHDは赤字幅を縮小
また、グループ会社の(株)ニッセンホールディングスは、売上高が前期比16.7%減の379億5500万円で、営業損益は1億8400万円(前期は1億9300万円の営業損益)と縮小。18年4月に譲渡したシャディ(株)およびその子会社の影響を除いた売上高比率では前期比99.9%となった。
国内コンビニエンスストア事業では、セブン‐イレブン・ジャパンの既存店売上は、消費税率引き上げに合わせたキャッシュ レス・ポイント還元事業の追い風もあったことから前年を上回り、営業利益は2539億 8000万円(前期比 3.6%増)。 自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は 5兆102億7300万円(同2.3%増)となった。
イトーヨーカ堂は営業利益38.5%増に
海外コンビニエンスストア事業では、既存店の商品売上が前年を上回り、営業利益は 1216 億5400万円(前期比 9.5%増)。また、自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は、商品売上の伸長はあったものの、ガソリン売上の減少に伴い 3兆9362億1700万円(同 1.4%減)となった。
スーパーストア事業は、総合スーパーである(株)イトーヨーカ堂の既存店売上が前期を下回ったものの、荒利率改善などで営業利益は65億2200万円(前期比38.5%増)となった。
食品スーパー(株)ヨークベニマルも、既存店売上は前期を下回ったが、主に荒利率の改善による収益性向上に努めた結果、営業利益は131億円(同2.3%増)となった。
百貨店事業の営業利益は94%減
百貨店事業は、(株)そごう・西武が閉店や店舗譲渡を伴う店舗構造改革を実施してきたが、売上は前年を下回り、 営業利益は1億7200百万円(前期比94.7%減)にとどまった。(株)セブン銀行を持つ金融関連事業では、営業利益は前期比で増益となったが、スマホ決済サービス「7pay」は、一部アカウントに対する不正アクセスが発生したことにより、サービス提供の継続が困難と判断し、19年9月末で廃止した。
また、21年2月期の業績予想については「未定」とした。新型コロナウイルス感染症の拡大状況と同社グループの国内外(特に日本と北米)における店舗での営業状況などに未確定要素が多く、予想の算出は困難とした。
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