2020.04.09 通販会社
フェリシモ期末決算、純利益47%減…物流支援事業が好調
(株)フェリシモが8日発表した2020年2月期(19年3月~20年2月)連結決算は、売上高が前期比1.0%減の286億700万円、営業利益は同43.0%減の3億400万円、純利益は同47.5%減の3億6500万円となった。
定期便事業は好調
主力の定期便(コレクション)事業は、「MEDE19F(メデ・ジュウキュウ)」や「avecmoi(アヴェク モア)」、「Sunny clouds(サニークラウズ)」、「Live in comfort(リブ イン コンフォート)」といったファッションブランドの売上が年間を通して好調に推移した。
さらに、各種文化施設や事業者とのコラボレーションによるユニークな商品が話題となった「YOU+MORE!(ユーモア)」や、働くママの笑顔を応援する「L'AMIPLUS(ラミプリュ ス)」など、家事雑貨商品の売上も好調だったことで、顧客の購入単価は前期を上回った。
プロモーション活動で新規顧客獲得も継続数が目標未達に
一方で、定期便事業の顧客数は、各種メディアによるプロモーション活動が奏功し、特に下半期は新規顧客や復活顧客の獲得が前期を大幅に上回って推移したが、継続顧客数が目標に届かなかったことで、通期の延べ顧客数は前期を下回る結果となった。
新規事業分野では、前期に引き続き、同社の保有リソースや資産を活用した物流及びEC支援事業が売上を大きく伸長させた。また、同社の定期便プラットフォームに取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモパートナーズ)」事業も、前期に比べて売上高を増加させた。
これらの活動の結果、売上高は前期に比べて減少したが、原価率が改善したことで、売上総利益は154億1700万円(前期比 0.1%減)を計上。販売費および一般管理費は、送料単価の上昇により商品送料が増加したことなどで151億1300万円(同1.4%増)となった。
次期業績予想は増収減益に、新型コロナの影響は不透明
21年2月期は、定期便事業を再構築しつつ、既存ブランドを再編成した新規ブランドの創出、成長を担う新規事業の開発と育成で、今期を上回る売上高を計画。費用面では、本社新社屋の建設・移転に伴う設備費の増加や、Webシステム基盤の整備や情報セキュリティ体制強化などのIT関連コストを見込み、利益は今期を下回る見通し。
売上高は295億8700万円(前期比3.4%増)、営業利益は5800万円(同80.7%減)、純利益は1億500万円(同71.1%減)を見込んだ。世界的な規模で拡大している新型コロナウィルス感染症の流行による影響については、現時点では不透明としている。
また、後発事業として3月1日を効力発生日とした吸収分割を報告。ファッションアイテムのEコマース販売を事業の内容として、同社のhaco!事業に関する権利義務を、連結子会社の(株)cd.に承継させた。持株比率を100%とし、cd.は同社の完全子会社とした。
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