2019.10.30 調査・統計
来年は「ドライブレコーダー」が大ヒット?…博報堂トレンド調査
(株)博報堂の博報堂生活総合研究所は29日、生活者が選ぶ『2020年ヒット予想ランキング』を」まとめ、公表した。上位を占めたのは、社会の大きな節目と向き合う商品・サービス。キーワードは「変化本番」だという。

ランキングづくりは、今年、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツなどを同研究所が生活者に提示し、「2020年以降、話題になりそう」「人々の生活に普及、浸透していそう」と思うかどうかを調査。「そう思う」「ややそう思う」という予想の強弱を反映するよう、結果をポイント化したランキングとヒット予想の理由を分析した。
20年の再注目ワードはやはり「東京オリンピック」
結果は、1位「東京オリンピック・パラリンピック」(79.0点)、2位「ドライブレコーダー」(75.5点)、3位「キャッシュレス決済」(73.5点)、4位「高齢ドライバーの事故防止策」(72.0点)、5位「QRコード決済」(69.0点)、6位「AI(人口知能)」(67.5点)、7位「5G」(62.5点)、8位「自動運転システム搭載車」(62.0点)、9位「無人レジ、無人店舗」(62.0点)、10位「熱中症対策商品」(60.5点)と続いた。
同研究所によると、キーワードは「変化本番」だという。2020年は、東京五輪・パラリンピックの開催や、消費増税に伴うキャッシュレス化の推進、5G・IoT(Internet of Things)・AIの実用化など、社会全体に大きな変化をもたらす事象や最新技術の実装が本番を迎える年だ。
生活者の注目は、いよいよ現実のものとなり始めた「変化」に向き合う商品やサービスに集まっている。期待と不安の両方が高まる中、「まずは飛び込んでみよう」「まずは試してみよう」という気運が広がっていると思われる。
高齢者の運転関連に関心高く、キャッシュレスや5Gにも注目
11位以降のランキングを含め、同研究所は「変化本番」の中身を分析した。
◇グローバルイベントによる「変化本番」 (H3)
56年ぶりの開催となる「東京五輪」(1位)と、それに伴って増加が予想される観光客向けの
「外国人向けサービス」(14位)に注目が集まった。
◇次世代通信による「変化本番」
来年の実装が予定されている次世代通信「5G」(7位)と、それによる「IoT(Internet of Things)」(23位)、「eスポーツ」(19位)の進化に期待。
◇キャッシュレス化による「変化本番」
「消費増税」(10位)に伴い、ポイント還元が実施される「キャッシュレス決済」(3位)、「QRコード決済」(5位)が上位にランクイン。
◇働き方改革による「変化本番」
「働き方改革」(23位)を受けて「副業」(19位)が連ねたほか、空いた時間を活用できる「個人が配達するフードデリバリー」(26位) や「フリマアプリ」(17位)といった新しい働き方や稼ぎ方にも注目が集まっている。
◇超高齢化による「変化本番」
「高齢ドライバーの事故防止策」(4位)、「自動運転システム搭載車」(8位)に注目する意見が多く集まった。また、「資産形成・資産運用」(26位)や「終活」(22位)など、長寿化する人生に自ら対処しようとする動きも高まっている。
同研究所では併せて、「2019年、ヒットした/話題になった」と思うものも調査した。それによると、「タピオカ(台湾文化)」(1位)をはじめとした、街角での行列や店舗の増加を通して、広がりが目に見えるヒットが上位となった。また、今年が節目の「新元号」や「増税」関連の事象が注目を集めたほか、開催が来年に迫った「東京2020オリンピック・パラリンピック」も上位ににランクインしていた。
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