2019.10.21 通販会社
北の達人コーポ中間期、営業利益45.8%増…“刺す”化粧品がヒット
(株)北の達人コーポレーションがこのほど発表した2020年2月期第2四半期(19年3月~8月)決算は、売上高が前年同期比28.0%増の50億5500万円、営業利益は同45.8%増の13億9000万円、純利益は同42.8%増の9億4700万円となった。

「刺すヒアルロン酸」は先行予約で2万個突破!
同社は健康食品・化粧品などの開発と、ネット通販サイト「北の快適工房」での販売事業を手掛けている。7月に「刺すヒアルロン酸・第2弾」として発売した眉間専用のエイジング化粧品「ミケンディープパッチ」が、発売時点での先行予約数2万個を突破した上、発売初月の売上高が過去最高記録を更新。さらに、四半期会計期間の売上高としても過去最高となった。

営業利益も引き続き高い成長を実現し、売上高とともに2ケタの増収増益。売上の約7割を支える定期顧客数についても堅調に推移しており、継続的に商品を購入してもらうことで安定成長する「定期購入型のビジネスモデル」をより強固にする結果となった。
広告出稿抑制で利益増、一方で新規獲得は予測売上高には未達に
4月に公表した業績予想値との比較では、営業利益が当初予想の12億8800万円から1億円余りと大幅に上回った。前期に売り出した“刺す”ヒアルロン酸化粧品である「ヒアロディープパッチ」が予想以上の人気で、広告出稿を抑えて受注を抑制したことに伴い、広告宣伝費が計画を下回ったことによる。一方、広告出稿の抑制で新規獲得件数が想定を下回り、当初予想52億9600万円の売上高は、2億4000万円余の未達となった。
同社では出稿した広告を細かく分析するための独自のKPIを設定し、無駄な広告を出さないことを徹底することで高収益を実現している。独自に開発した「広告最適化のための分析・運用システム」は、効果を最大化するために各広告媒体のアップデートや新しい機能の追加に適時に対応するなど、引き続き機能面の強化を図っていくとしている。
期中には本社移転、東京支社開設も…新たな集客模索する専門チームも新設
好調な経営基盤のさらなる強化をめざし、今期は人員の増強とともに、札幌市の中心部に本社を移転。4月には東京支社も開設した。併せて、従来手掛けてきたウェブ広告以外の手法による広告やインフルエンサーの起用など、新たな集客方法を模索する専門の企画チームを新設した。
同社は9月、日本通信販売協会など日中韓の通販業界団体が共同開催した「アジア通販サミット」の場で、「インターネットショッピング賞」に選ばれている。継続的なニーズがある分野に絞った自社企画の商品展開で手堅く需要を取り込んでいる実績と、広告を自社運用化して効率よく集客していることが授賞理由だった。
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