2019.09.30 調査・統計
パナソニックLS、後付け用宅配ボックス『コンボライト』発売
パナソニック(株)のライフソリューションズ社は27日、手軽に設置できる後付け用宅配ボックス『COMBO-Light(コンボライト)』を、10月21日に発売すると発表した。素材の見直しなどで求めやすくした価格設定と、耐衝撃性と耐荷重性に優れるビールケースの構造を応用した本体を樹脂で覆った2重構造で、高い耐久性を実現したという。

2回連続の配送でも受取可能に
宅配業者の人手不足が社会課題となる中、同社は宅配ボックスによる再配達率の削減効果などを検証する実証実験を2016年度から計3回実施してきた。その結果、すべてで再配達率の削減効果が実証でき、ほとんどのユーザーから荷物の受け取りに関するストレスが「改善した」との回答を得ていた。
一方で、同社による調査では宅配ボックスの普及率はいまだ2%程度に留まっている。普及促進に向けて開発したコンボライトは、独自の捺印機能などコンボシリーズの基本的な特長はそのままに、求めやすい価格を実現。ユーザー自身で簡単に設置できる接着施工により、既築住宅への後付け設置を手軽に行えるようにした。
実証実験では「荷物が大きくて入らなかった」「すでに荷物が入っていた」などの理由で、宅配ボックス設置後でも再配達が発生するという課題も判明している。そうした課題を踏まえ、より大容量のラージタイプを新たに用意した。本体を連結して使用できるため、外出中に荷物が2回続けて届いた場合でも受け取りを可能にした。

ミドルタイプ(高さ59㌢×横幅39㌢×奥行き47.3㌢)と、高さが79㌢となるラージタイプの2種。カラーは玄関の雰囲気に合わせて選べるブラックとホワイト、ブラウン、シルバー、ボルドー、ダークウッド。価格(ブラック/その他)は税抜きで、ミドルタイプが3万9800円/4万9800円、ラージタイプが4万9800円/5万9800円。
全調査で9割以上の「受取ストレス軽減効果」
過去3回の実証実験は、(1)福井県あわら市の戸建て住宅に住む共働き世帯、(2)京都市の学生アパートに住む学生の、いずれも106世帯、(3)東京都世田谷区の小学生以下の子供がいる世帯で週2回以上、宅配便を利用する50世帯が対象。モニター製品は住宅事情に合わせ、従来型のコンボ・ミドルタイプとコンボメゾン・ハーフタイプを使用した。
それによると、再配達率の変化は(1)が設置前49%→設置後8%、(2)が43%→15%、(3)が34%→14%と大幅に減少。受け取りに関するストレスの変化の改善率は(1)94%、(2)91%、(3)100%と顕著な数字となって表れた。
同社は、宅配ボックスの利用を促すことを目的に、7月から「不在・在宅を問わず宅配ボックスをご利用ください」と記載した屋外用シールの商品同梱・無償配布を始めている。宅配ボックスを設置している家庭の共通のアイコンとすることで、宅配ボックスの利用率を高めることをめざしている。

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