2019.09.24 ECモール
楽天、来年から台湾プロ野球に参入…「ラミゴモンキーズ」買収へ
楽天(株)は、台湾のプロ野球チーム「ラミゴ モンキーズ」を買収し、2020年シーズンから台湾プロ野球リーグに参入する。ラミゴを運営する台湾・Lamigo Monkeys社の親会社で靴メーカーの同・La New International社との間で、運営会社の全株式を取得することで合意したと発表した。

「ラミゴモンキーズ」のサイトよりキャプチャ
プロ野球で知名度向上へ!台湾でも「楽天エコシステム」構築を加速
楽天は、台湾でEC事業、クレジットカード事業、電子書籍事業、CtoC事業などを展開しており、独自の「楽天エコシステム」を形成している。7月には銀行事業の認可を受け、2020年中のサービス開始に向けて手続きを進めている。台湾プロ野球への参入で、「Rakutenブランド」の価値向上とさらなる成長を図り、知名度アップにつなげたい考えだ。
La New社は、04年シーズンから「La Newベアーズ」として台湾プロ野球に参入し、11年シーズンからホームタウンを高雄市から桃園市に移し、ラミゴ モンキーズと改称。地域密着球団として16シーズンにわたって台湾球界をリードしてきたが、継続的な運営の難しさから7月に球団を売却する意思を公表し、経営の引継ぎ先を探していた。
ラミゴモンキーズはリーグ年間優勝6回、観客動員数にも強み
台湾プロ野球リーグは19年が公式戦開始30周年。加盟球団は4球団で、20年シーズンから5球団になる。前後期の2期制で行われ、公式戦は年間120試合。
ラミゴ モンキーズは04年以降、リーグ年間優勝6回。17、18年と連覇中だ。電子音楽を使った応援スタイルや、ラミガールズによるパフォーマンスなども知られ、14年から5年連続で球界最多の観客動員数を記録するなど、屈指の実力と人気を誇っている。
台湾プロ野球史上初の外資系球団となる楽天の参入は、リーグ常務理事会での承認を経て正式に決まる。日本のプロ野球で同じ企業が複数球団を所有することは野球協約に触れるが、国外の球団を持つことは禁じられていない。新チーム名やユニフォーム、ロゴなどについては後日、公表するとしている。チーム名は「桃園楽天ゴールデンイーグルス」案が浮上している。
楽天は「東北楽天ゴールデンイーグルス」として05年に日本のプロ野球に新規参入。09年からテニスのATPツアー「楽天・ジャパン・オープン」を開始したほか、サッカーでは15年に「ヴィッセル神戸」株を取得し、Jリーグに参戦。16年にはスペイン1部リーグの強豪「バルセロナ」と4シーズンのスポンサー契約をしている。
こうしたスポーツ領域での取り組みを通じて培った知見とノウハウを生かし、台湾プロ野球とチームの発展、地域活性化などへの貢献をめざすという。
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