2019.09.24 事件・トラブル
クレカ情報が5年間漏洩、ベビー用品ECで12万件の個人情報流出か
ベビー・キッズ用品などをECと実店舗で扱っている(株)フィセルは、自社ECサイト「10mois WEBSHOP」に不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報などが流出したことを明らかにした。脆弱性が狙われ、ペイメントモジュールの改ざんが行われた。個人情報の流出の可能性がある顧客は12万人を超える。

不正アクセスにより偽のクレカフォームも
把握したのは3月で、直後にクレジットカード決済を停止してフォレンジック調査をしていたが、5月になって、サイトから転送されたとみられる偽のクレジットカード情報入力画面を発見。以来、ショップそのものを閉鎖していた。こうしたこともあって、公式の発表は案件の把握から半年経った9月19日。同21日に「新たなカートシステムを用いた販売サイトへ移行した」としてショップを再開した。
同社は、顧客への謝罪と再発防止策の徹底を表明するとともに、情報流出の手段などについては、調査会社から報告を受けているとした上で、警察からの指導や類似被害の拡大防止の観点から公表できないとした。
3つのパターンで情報流出、期間は14年12月から19年5月
判明した情報流出の期間と内容は、2018年8月7日~19年3月27日のクレジットカード情報【ケース1】、14年12月12日~19年5月20日の個人情報(会員情報、購入履歴など)【ケース2】、19年5月14日~同20日のクレジットカード情報(偽の入力画面が出現)【ケース3】。
【ケース1】 期間内にクレジットカード決済を利用した、最大1万1913件。流出の可能性がある情報は、会員名、カード番号、有効期限、セキュリティコード番号。
【ケース2】 期間中の会員登録者、webショップでの購入者、webショップからギフト商品が届いた顧客、さらに2店の直営店舗(実店舗)での会員登録者で、最大10万8131件。流出の可能性がある情報は、名前や住所、電話(FAX)番号、性別、職業、生年月日などとともに、メールアドレスや会員ID、注文履歴、登録店舗など。
【ケース3】 偽の決済ページに、クレジットカード情報を入力した最大30件。流出した可能性がある情報は【ケース1】と同じ。クレジットカード決済を止めた状態のショップで商品を購入しようとしている最中に異常が起きた。ウェブサイトの改ざんで偽の入力画面が現れ、情報入力後に画面は消え、決済は完了せずにカートは空になった。
すでにショップを再開している同社は、プラットフォームやシステムの変更を含め、ウェブショップのセキュリティ強化に万全を期すとともに、今後も関連機関と協力しながらの調査、対応を改めて表明。2020年3月をめどに、情報セキュリティ認証企画のひとつ「ISO27001(ISMS認証)」を取得し、セキュリティ規定の策定や従業員教育を徹底するとしている。
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