18年フィッシング詐欺、2万件に倍増…QR使った詐欺も続々

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フィッシングレポート2019

フィッシング対策協議会の技術・制度検討ワーキンググループが5月29日に公開した「フィッシングレポート2019」によると、18年のフィッシング報告件数は約2万件で、前年度に比べて約2倍に増加している。

 

フィッシングレポート2019(フィッシング対策協議会資料より抜粋)

 

報告件数は約2倍、被害額約1.5億円増加

 18年1月から12月までのフィッシング報告件数は1万9960件で、17年に比べ約2倍に増加。17年に続き、クレジットカード情報を詐取するフィッシングが数多く報告されている。(一社)日本クレジット協会の発表によると、2018年1月から9月までの間のクレジットカードの番号盗用による被害額は131億円超となり、17年の同時期に比べて約1.5億円増加している。この背景にはフィッシングによる情報の不正搾取もあるとみられる。

 

キャリア決済・仮想通貨を狙う攻撃者も

 また、銀行やカード会社をかたるフィッシングに加え、宅配業者、仮想通貨交換所、映像配信事業者などをかたるフィッシングなどが報告されるなど、攻撃者の対象とするサービスが多様化している。また、攻撃者の狙いもクレジットカード情報だけでなく、キャリア決済、仮想通貨関連サービスなどに拡大している。近年の傾向として、複数の手段が組み合わせて情報収集を行う例も増えている。特に多い手口は「利用権者のパスワード設定・管理の甘さに付け込んだもの」「識別符号を知り得る立場にあった元従業員や知人などによるもの」となっている。

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