2019.06.10 ECモール
ライブコマース「メルカリチャンネル」終了、経営資源の集中で
(株)メルカリは7日、メルカリグループ内の経営資源を集中するため、フリマアプリ「メルカリ」内でライブ配信により商品を売買することができるライブコマースサービス「メルカリチャンネル」の提供を、7月8日で終了すると発表した。ライブコマースの先端事例として注目を集めた「メルカリチャンネル」だが、サービス開始からわずか2年後で終了することになった。

「メルカリチャンネル」の利用企業拡大も
メルカリチャンネルは、ライブ配信を通して視聴者と販売者がコミュニケーションを取り、商品のイメージをより詳しく知った上で購入することができる機能。17年7月にサービスを開始し、ライブコマースの先駆けとして注目されていた。18年6月にはRIZAPグループの7社が合同ライブセールを実施するなど、「メルカリチャンネル」を利用してライブコマースを実施する企業も増えていた。
ライブコマースの配信時には、ユーザーのコメントが溢れ、スタンプが画面を埋め尽くし、一瞬で完売する商品も出るなど、利用者のニーズも高かった。
なお、メルカリチャンネル上でサービス終了時に行われている配信は順次終了となり、在庫として設定されている商品は削除される。サービス終了までにメルカリチャンネルで購入した商品の取引は、そのまま継続することができる。
経営資源の再配置のためサービスを終了
同社はサービス終了の理由を、メルカリグループ全体で経営資源を集中するためとし、経営資源の再配置を行う事により、運営サービスのさらなる品質向上を目指すと発表している。同社は業績への影響について「大きくない」としており、「メルカリチャンネル」自体の売上は小規模だった模様。
また、同社では昨年の8月にも、グループ会社の(株)ソウゾウが提供する「メルカリ メゾンズ」「メルカリNOW」「teacha」の各サービスを、サービス開始から1年未満で終了した。
ライブコマースについては、経済産業省が5月に発表した「電子商取引に関する市場調査」でも、2018年にトレンドが強まったサービスに挙げている。課題として「リアルタイムでの配信で、公序良俗に反しないことや社会通念上不適切と捉えられかねない発言、行動を防止するための対策が重要。ガイドラインの策定や強制的にライブ配信を終了させる機能などの対策が必要と考えられる」と指摘している。
メルカリチャンネル運営チームは、下記のコメントを発表している。「いつも『メルカリチャンネル』をご利用いただきありがとうございます。メルカリチャンネル運営チームです。今回、メルカリチャンネルを終了させていただくことになりました。メルカリチャンネルをお楽しみいただいた多くのお客さまには、本当に申し訳ありません。
メルカリチャンネルは、配信者が多くの視聴者の方々に応援されたり、一緒に喜んだり、いろいろなコミュニケーションが生まれるサービスでした。 ときにはコメントが目で追えない勢いで大量に流れ、スタンプで画面が埋め尽くされ、商品も一瞬ですべて売れてしまうこともありました。 そんなメルカリチャンネルを一緒に作り上げていただき、運営一同、心よりお礼申し上げます。
残り1ヶ月ほどではありますが、引き続き、メルカリチャンネルをお楽しみいただけますと幸いです。これまで本当にありがとうございました(運営チーム一同)」。
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