2019.03.26 調査・統計
18年「プレミアム果汁飲料」市場、32%増の66億円に
(株)富士経済がこのほど発表した「清涼飲料市場における将来性および成長要因分析調査2018」によると、18年の清涼飲料市場は「プレミアム果汁飲料」が17年比32%増の66億円、「スムージー」は同22.4%増の360億円、「無糖飲料」は同22.4%増の360億円に達すると見込んだ。
同調査は、同社の独自調査により、清涼飲料16分野49品目の市場の現状を分析したもので、今後有望とみられる市場や話題性が高く、注目を集める市場について取り上げている。
18年は猛暑で清涼飲料市場が好調
18年は自然災害による物流面での混乱、乳製品の原料となる生乳の生産量減少と原料価格高騰などがあったが、夏場に記録的な猛暑となったことにより多くの品目が好調となった。中でも、野菜系飲料/ドリンクヨーグルト/無糖茶飲料/豆乳類などが好調。飲み切りサイズの小型商品、“野菜”や“トマト”など健康をイメージさせる野菜系飲料市場に伸びが見られる。他に乳酸菌ブームに乗った「ドリンクヨーグルト」、乳代替飲料として好まれる「調整豆乳」「無調整豆乳」も、市場を拡大している。
健康と小腹を満たすニーズに応え「プレミアム果汁飲料」市場が急増
美容や健康などに特定の効果があると期待される「プレミアム果汁飲料」は、18年の市場が17年比32%増の66億円に達する見込み。19年は同38%増の69億円になると予想している。フレッシュ感からイメージされる健康への期待や、“小腹を満たす”といったニーズにより需要が増加し、メーカーの参入も相次いだことで市場が拡大した。引き続き、本格的なストレート果汁飲料の認知拡大とヘビーユーザーの育成、新規ユーザーの開拓などにより、堅調な伸びが期待される。
「第2次スムージーブーム」が到来
商品名に“スムージー”を含むリキッド飲料を対象とした「スムージー」は、18年の市場が同22.4%増の360億円、19年は同39.5%増の410億円になると予想。消費者の健康意識の高まりや、手軽なパーソナル飲料の需要増加によるニーズの取り込み、上位メーカーの積極展開などにより市場拡大が続いている。朝食時に飲用するユーザーも見られ、利用シーンが家庭内にも広がったことでユーザー層が拡大した。18年は間食にスムージーを飲用するユーザーが増え、「第2次スムージーブーム」となっていることから、今後も安定した市場拡大が見込まれる。
「無糖飲料」市場は炭酸飲料が急伸
糖分・甘味料を加えていない「無糖飲料」の18年の市場は、同22.4%増の360億円となる見込み。19年は同39.5%増の410億円になると予想している。消費者の健康志向の高まりによって、日常的に飲用するヘビーユーザーに支持されていることや、有糖飲料からの需要シフトが見られる。無糖茶飲料が60%弱を占め、緑茶・ほうじ茶・麦茶などが好調。最も伸びが大きいのは炭酸飲料で、健康志向や甘さ離れを背景とした需要も見られる。
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