2018.12.28 調査・統計
18年の健康志向食品市場は横ばいの見込み、「明らか食品」は2桁増に
富士経済が調査結果を発表、18年市場は2534億円の見込み
(株)富士経済が21日に発表した健康志向食品市場調査によると、生活習慣病のリスク低減を訴求した飲料や食品の18年の市場は前年から横ばいの2534億円となる見込み。このうち「明らか食品」は13.7%増の291億円になると予想している。
健康志向食品とは、一般加工食品に健康や美容に良いという成分を添加・強化した食品と飲料。同調査では、生活習慣病予防/タンパク質・アミノ酸補給/免疫賦活作用などの訴求効能別や成分別に同市場を分類し、調査・分析している。
トクホから機能性へスイッチ、機能性は前年比18.2%増に
これによると、生活習慣病のリスク低減を訴求した飲料や食品については、いわゆるトクホ飲料の人気と機能性表示食品の新商品投入により、12年~17年までの間で2桁増が継続。一方、商品に表示されている機能にあまり差が感じられなかったことから、ライトユーザーを中心に、特定保健用食品からより低価格な機能性表示食品へ需要が移行する傾向が見られた。これにより18年は、特定保健用食品が前年比6.3%減、機能性表示食品は同18.2%増を見込んでいる。
菓子・ヨーグルトなど「明らか食品は」13.7%増、ドリンク類は微減に
このうち調味料/ヨーグルト/菓子/米飯類/畜肉加工品などの「明らか食品」は前年度比13.7%増の291億円と見込みで、ドリンク類は1.4%減の2244億円になると予想。これにより18年の同市場は前年と同じ2534億円規模になる予想。
アミノ酸やプロテインの補給を訴求した飲料(ゼリー飲料含む)やバータイプの食品については、近年適度な運動を行い、健康的に痩せる方が良いという考えが広がったことにより、17年の同市場は2桁増となった。中でもプロテインを手軽に摂取できるプロテインドリンクやゼリー飲料が好調となっている。18年はゼリー飲料の好調が続いていることに加え、チルド飲料『ザバス・ミルクプロテイン』(明治)でライトユーザーの需要を獲得したことから、2年連続2桁増が見込まれている。
高機能乳酸菌やプロポリスなど免疫機能の強化を訴求した飲料や食品については、18年はインフルエンザの流行時期を前に“まもり高める”“バリアする”などのキーワードを使用した新商品を、ハウスウェルネスフーズ、大塚製薬、コカ・コーラシステムが相次いで発売。これらが市場拡大に寄与するとみられることから、前年比5.1%増の1370億円を見込んでいる。
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