2018.12.05 マーケティング
台湾越境ECの攻略法は「後払い」「まとめ売り」「買1送1」!?
(株)トライリンクアジアと(株)アイモバイル、w2ソリューション(株)の3社は11月28日、都内で台湾越境ECセミナーを開催した。台湾越境ECの攻略法は「後払い」「まとめ売り」「買1送1」といったキーワードが重要になることなどをレクチャーした。
台湾の買い物文化は日本と違う!「日本のパッケージそのまま」が売れる?
セミナーの前半では、台湾現地の後払い決済「後付款(アフターペイ)」を展開するトライリンクアジアの久米大輔取締役が登壇。台湾現地で売れ筋の日本商品や、現地でトレンドの価格のつけ方などを解説した。
※トライリンクアジアの久米大輔取締役
久米氏によると、台湾現地で売れている日本の商品としては、「お菓子や珍味、だしや醤油も人気が高い。また、特徴的なのは現地用パッケージではなく、成分表示だけ現地語シール対応などした日本のパッケージそのままの方が人気が高い」と説明した。
現地トレンドの「買1送1」「85折」「第2件6折」「任選4件82折」とは?
現地の価格のつけ方や、売り方のトレンドも説明した。台湾では、「買1送1」「85折」「第2件6折」「任選4件82折」といった売り方に人気があるという。
「買1送1」とは、1つ買うともう1つプレゼント、と言った意味合い。「85折」は15%引き。「第2件6折」は2つ買うと40%引き、「任選4件82折」は4つ買うと18%引きという意味だ。「日本では、セールの際など安売りの強調をする際は、割引率を表示するのが一般的だが、台湾では『セールにより〇%で購入ができる』と表示したほうが買ってもらいやすい」のだと言う。
買い物文化についても言及した。「台湾ではまとめ買い文化が浸透している。例えば現地の百貨店では創業祭のようなセールイベント時に化粧品1年分を7割引きで販売、といった売り方をする」(久米氏)と日本の買い物文化との違いを指摘した。
台湾越境ECを手掛ける日本の単品通販企業の事例も紹介。「定期購入の訴求とあわせて、まとめ売りや『買1送1』のオファーを出すケースが多い」(久米氏)と言う。
現地で最もポピュラーな決済は、EMS配送では使えない「代引き」?
久米氏は台湾越境ECでコンバージョンを高める決済方法は「後払い決済」であることについても説明した。「現地のEC決済で最も需要が高いのは代引き。ただ、越境ECの場合はEMS(国際スピード配送)のため代引きは利用できない。また、ペイパルといった決済手段も現地では浸透していない。となると、日本の事業者はクレジットカード決済しか用意できないことになってしまう。決済手段が少ないことを理由に5~6割が離脱しているケースもある」(久米氏)と現状を説明。「現地の人が新規で日本の商品を越境ECで購入する場合は、前払い決済に不安感を持つケースが多い」(同)のだ。離脱を食い止めるため、後払い決済を導入した健康茶通販企業のケースでは「購入者の8割が後払い決済を選択した」(同)という。
セミナー後半では、19年初旬から本格稼働する予定のw2ソリューションの台湾越境向けリピートECカート「リピートPLUS台湾」の詳細発表や、アイモバイルによる現地フェイスブック広告運用についての説明も行われた。
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(古川寛之)
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