2018.08.30 調査・統計
通販・EC事業者の悩み、「商品開発」が5年連続で増加
(株)エルテックスが29日発表した「通信販売事業関与者の実態調査2018」によると、EC/通販事業者の悩みごと・困りごとのうち、「商品開発(マーチャンダイジング)」に関するものが5年連続で増加していることが分かった。
エルテックス、「通販事業実態調査2018」を公表
同調査は、楽天リサーチ(株)が保有する保有の調査パネル(ビジネスパネル)のうち、年商規模3000万円~100億円までの通販事業に携わる会社役員/社員/派遣社員/個人事業主に対して実施したインターネット調査によるもの。回答サンプルは「マーケティング/広告/宣伝職種」「業務」「情報システム」の職種ごとに各100サンプル収集している。調査期間は18年6月2お4日~27日。
競争激化により、商品の「特長」「差別化」ポイントに注目集まる
同調査によると、通販事業全般の仕事について、過去または現在の悩みごとや困りごとがあったかを聞いたところ、「販売する商品の開発(マーチャンダイジング)」に関して「悩んでいる(いた)」と答えた人が54.3%に上り、5年連続での増加となった。なお、13年では30.9%の人が「悩んでいる(いた)」と答えており、ここ5年間で23.4%も増加した。他の悩みでは、「通販事業の戦略や展開の方向性」(55.3%)、「新規客の獲得や集客方法」(57.3%)、「既存の顧客の満足度向上」(44.7%)などの悩みが多かった。
この結果について同社は「事業者間での競争激化により、自社ストアで販売する商品で売上を伸ばしたい、自社の特長を出したい、競合他社と差異化したいとの思いが高まった結果ではないか」と分析している。
支援サービス導入は「コスト」「機能の充実度」が重要
また、通販支援ソフトやサービスの導入を決定した際に重視した項目については、「導入や運用のコスト」(74.6%)、「ソフトやサービスの機能の充実度」(58.3%)、「希望の納期への適応力」(53.3%)との回答が上位を占め、ソリューションを提供する会社への厳しい選択の姿勢が鮮明に表れた。
これについて同社は「リニューアルする新しいシステムへ期待値が年々高まった結果だ。EC/通販事業者間での競争激化のため、コスト、パフォーマンス、納期などを特に重視している」と推測した。
また、事業所の通信販売事業に関してビジネス上重要と思われるものを聞いたところ、「売上の拡大」(83.7%)、「新規顧客の獲得」(78.7%)、「既存客へのサービス向上」(63%)との回答が上位となった。ここ5年間で大きな変動は無く、全体的に順位もスコアも安定している。
これについて同社は「『悩みごと・困りごと』『ソフトやサービス導入時の重視点』で見られるようなスコアの連続上昇とは対照的。これらの項目が事業者の間では共通した課題だといえる」とまとめた。
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