2018.04.26 調査・統計
17年EC市場、9%増の16.5兆円…EC化率は5.79%
経済産業省が25日発表した「2017年度の電子商取引に関する市場調査」結果によると、2017年の国内BtoC-EC市場規模は前年比9.1%増の16.5兆円に拡大していることがわかった。
同調査は、電子商取引市場動向や利用者実態を調査したもの。国内のBtoC-EC、BtoB-EC、CtoC-ECの市場規模と、越境ECの消費者向け市場動向(日本、米国、中国相互間)を調査している。
EC化率は0.36ポイント増の5.79%
2017年の日本国内のBtoC-EC市場規模は、前年比9.1%増の16.5兆円、BtoB-EC市場規模は同9%増の317兆2000憶円となった。EC化率(物販系分野)は、BtoCが同0.36ポイント増の5.79%、BtoBが同1.3ポイント増の29.6%と増加し、商取引の電子化がさらに進展していることがわかる。
また、BtoC市場のうち、物販分野でスマートフォン経由の市場規模は、同17.7%増の3兆90億円で、BtoC市場の35%を占めた。スマホ比率はカテゴリーごとに異なり、最も比率が高いのが「衣類・服飾雑貨」で約50%、次いで「書籍、映像・音楽ソフト」「化粧品、医薬品」「雑貨、家具、インテリア」がそれぞれ約35%となった。
分野別のEC化率トップは「事務用品、文房具」で37%
物販系BtoC市場のうち、EC化率が最も高いのが「事務用品、文房具」(37.3%)だった。次いで「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」(30.1%)、「書籍、映像・音楽ソフト」(26.3%)、「雑貨、家具、インテリア」(20.4%)、「衣類・服飾雑貨等」(11.5%)だった。「衣類・服飾雑貨等」は、スマホ比率が高い(約50%)ジャンルだが、全体のEC化率はまだ低く、店頭で商品を見て購入している層が約9割いることがわかる。
また、EC化率が低いのは「食品、飲料、酒類」(2.41%)、「自転車、自動車二輪車、パーツ等」(3%)、「化粧品、医薬品」(5.2%)だった。
フリマアプリ市場は58%増の4835億円
2017年のCtoC市場は、ネットオークションの市場規模が同3.2%増の1兆1200億円で、このうちCtoC部分は同3.2%増の3569憶円だった。フリマアプリ市場規模は同58.4%増の4835憶円となり、フリマアプリが登場した12年からわずか5年5000億円規模の市場が形成されたことになる。
日本商品の越境EC購入額は25%増の1兆2978億円
日・米・中の3カ国間の越境ECの市場規模は、日本が同7.3%増の2570億円、米国が同15.9%増の1兆2070億円、中国が同26.8%増の2兆7566億円で、中国消費者による利用の拡大が目立っている。
日本商品の越境EC購入額は、対中国消費者で同25.2%増の1兆2978億円、対米国消費者で同15.8%増の7128億円となった。
■「2017年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
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