2018.02.27 調査・統計
17年「健康食品・サプリメント市場」、1兆5624億円に
(株)インテージホールディングスが26日発表した「健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ市場実態把握レポート2017年度版」によると、「健康食品・サプリメント」の市場規模は1兆5624億円と試算された。また、「健康食品・サプリメント」と健康・美容を目的に摂取する一般食品・飲料を合わせた「ヘルスケアフーズ」の市場規模は、2兆6856億円となった。
同調査は、全国の15~79歳の男女約6万6000人を対象に実施したインターネット調査(インテージ・ネットモニター「マイティモニター」)によるもので、同社グループの(株)インテージと(株)インテージコンサルティングが共同で実施。調査期間は17年8月25日~9月6日。
訴求別市場は「健康維持・増進」が9.2%でトップ
同調査によると、17年の健康・美容関連市場のうち「健康食品・サプリメント市場」の規模は、1兆5624億円と試算され、中でも最も大きな市場は「健康維持・増進」の9.2%。次いで「美肌・肌ケア」(7.6%)、「疲労回復」(5.9%)、「栄養バランス」(5.3%)、「目の健康」(5.2%)となっている。これらの結果から、「健康維持・増進」は健康食品・サプリメントを利用して対処する中で最大の関心事であることが分かる。
また、「健康食品・サプリメント」と「健康・美容目的で摂る一般食品・飲料」を合わせた「ヘルスケアフーズ」は、巨大な市場規模を有しており、このうち「ヘルスケアフーズ」市場の規模は2兆6856億円となっている。同市場は成長トレンドでもあり、このうち1兆1232億円を占める「健康系の一般食品・飲料」が成長要因であると同社では分析している。また、これらは15年から始まった機能性表示食品制度により、健康への効果・効能を謳う商品が市場に増えたことが追い風となっている。
50代以上の女性が健康食品・フーズを積極的に摂取
健康を意識して食べている食品については、1位「納豆」(39%)、2位「ヨーグルト」(36%)、3位「牛乳」(32%)、4位「豆腐類」(28%)、5位「オリーブオイル」「緑茶・日本茶」(同率26%)の順に。他にも7位に「乳酸菌飲料」「食酢・調理酢」(同率24%)、11位に「チーズ」(21%)がランクインするなど、発酵系の日配品を意識して摂っている人が多いことが分かった。男女別では、女性の方が健康や美容を意識してさまざまな食品・飲料を摂っており、中でも50代以上の年代で利用率が高くなっている。
この傾向は、健康食品・サプリメント市場にも表れており、健康食品・サプリメント市場での年代構成比は「60代」(27%)、「70代」(22%)、50代「18%」、「40代」(16%)の順に。50代以上で全販売金額の約7割を占めている。なお、50代以上が求める健康食品・サプリメントのヘルスベネフィットは、50代では1位「美肌・肌ケア」、2位「目の健康」、3位「疲労回復」となっており、60代・70代では1位「目の健康」、2位「健康維持・増進」、3位「関節の健康」の順となっている。
同社ではこれらの結果について、まだ現役で働いている人が多いと想定される50代では「美肌・肌ケア」や「疲労回復」といったリカバリのためのヘルスベネフィットを求めているのに対し、60代・70代は「目の健康」や「健康維持・増進」「関節の健康」「骨の健康」など基本機能を強化・維持するためのヘルスベネフィットを強く求めていると分析している。
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