2019.6.27

定期通販カート「リピートPLUS」導入で成長率354%のワケ

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w2ソリューション(株)は今年4月から、業界最安値である9800円から利用できる単品通販特化型のASPカート「リピートPLUS ONE(プラスワン)」の本格展開を開始した。あわせて、同社が提供する各カートシステムの機能拡充や料金体系を変更し、フルリニューアルも実施した。新サービスの開始とシステムの大幅な刷新を敢行し、さらなる導入拡大を目指す「リピートPLUS」シリーズの優位性に迫るべく、同社のマーケティングディビジョンの小野裕次郎氏に話を聞いた。

 

w2ソリューションの小野裕次郎氏

 

「リピートPLUS」シリーズが4月にフルリニューアル

 w2ソリューションは2005年から13年以上にわたり通販カートシステムを提供し続けてきた、古参のカートシステムベンダーだ。同社は総合通販向けカートシステム「w2commerce(ダブルツーコマース)」の提供から開始し、新規立ち上げやリプレイスのクライアントを中心に事業を展開してきた。過去の導入企業実績としては、大塚製薬(株)や(株)ヤクルト本社、ダイドードリンコ(株)、(株)アミューズといった大企業も名を連ねており、規模の大きいEC構築にも携わってきた。

 w2ソリューションが大手企業からを高い評価を受けているのには理由がある。同社はマイクロソフトのゴールドパートナーを取得しているなど、信頼を醸成する実績を多数持っている。システム開発に精通したチームがカートシステムの設計を手がけており、堅牢なセキュリティ基盤・強固なサーバー環境が整っていることも同社のカートシステムの大きな特徴だ。「サイトアクセスが急増しても、サーバー領域を拡張できるので、お客さまの売り上げロスを発生させない」(小野氏)と言い、「(導入企業から)サイトが非常に安定しているというお声をいただくのが大変喜ばしいこと」(同)とも話している。

 

 15年からは「w2commerce」の1機能であった定期購入のシステムを切り出して単品通販特化型のカートシステム「リピートPLUS(プラス)」をリリースした。「リピートPLUS」は、もともとの機能数の多さや拡張性の高さから好評を得てきたといい、平均売上成長率は354%という驚異の数字を誇るとしている。こうした高機能で実績もあるカートをエントリークラスのプレーヤーでも導入しやすいように、19年4月から業界最安値となる9800円から利用できる「リピートPLUS ONE」を投入し、リピート通販の新規開業や参入といったニーズにも対応できるサービス体制を整えた。

 

 「リピートPLUS ONE」は、導入しやすい価格という特長だけではない。必要に応じて追加できるオプション機能が豊富に用意されていること、事業規模の拡大にあわせてカートシステムも「スタンダード」「プロフェッショナル」と上位プランにスムーズに移行することができる点に大きな特長がある。100億円規模のECサイト構築も手がけてきた同社だからこそ実現できる「大は小を兼ねる」といったサービスの提供と言えそうだ。




業界最安値9800円で単品通販参入可能

 エントリークラスに最適なプランである「リピートPLUS ONE」は、カート機能付きLPが9800円で利用できる。「ポイント付与機能」などといった販促機能もオプションとして、1機能から追加することできる。欲しい機能を揃えながら、単品通販に新規で参入するプレーヤーはコストを最小限に抑えることが可能。そして、事業の拡大にあわせて「スタンダード」、「プロフェッショナル」とステップアップしていける。ステップアップの指標としては、月間の出荷件数が1000件を超えてくると「スタンダード」への移行が望ましいとし、年商規模で1億円を超えてくると「プロフェッショナル」にアップグレードするとさらなる事業拡大もスムーズに進めていける。

 

 

 「リピートPLUS ONE」は、健康食品や化粧品だけでなく日用品商材を取り扱う事業者からの引き合いも多いという。「例えばウォーターサーバーといったサブスクリプション商材や、コーヒーといった嗜好品での相談も増えてきている」(小野氏)そうだ。同社では今後は、美容健康商材以外からのニーズが高まってくると見ている。また、「これまで通販を実施していなかった中堅〜大手の企業様から問い合わせいただくことも多く、受注の比率としては独立開業と新規EC参入の中堅企業が1:1くらい」(小野氏)と話す。13年という長い期間、システム開発を続けているという信頼感がフックになっていると言えそうだ。システム設計に対するリテラシーが高ければ高いほど、w2ソリューションのカートシステムは納得感の高いシステムと評価されるようだ。

 

成長に合わせて機能をアップグレード、サイトデザインも自由自在

 「リピートPLUS ONE」のアップグレードとなる「スタンダード」では、カートやマイページといった細かい部分のデザインを自由に施すことが可能になる。つまり、カートでアップセルやクロスセルを実施しやすくなるのだ。1品でスタートした単品通販事業が、成長に伴い商品ラインアップを拡充する際に販売を伸ばしやすい仕組みを簡単に利用できるようになるのだ。そして「プロフェッショナル」では、ECサイト全体のデザインが可能になる。「市場的によくあるパッケージのテンプレートに沿ってデザインするわけではないので、例えばバナーの配置や商品紹介ページのボタンの大きさも細かく設計できる。そのため、外部の方々が見ても、w2ソリューションのカートであることが認識されないのが残念(笑)」(小野氏)と話している。さらに「すでにコーポレートイメージやブランドイメージがお客様側で固まっている場合、その世界観を実現するためのECサイトデザインも可能」(同)であることもポイントだ。

 

 「リピートPLUS」シリーズでは販促に役立つ高度な機能を実装することも可能だ。例えば、新規会員登録時にマーケティングに活用するための属性情報を取得するためアンケート機能も実装できる。(株)ベネッセコーポレーションの「いぬのきもち」「ねこのきもち」のECサイトでは、飼っている犬や猫の種類、年齢・性別などをアンケートし最適なマーケティングができるようにしている。

 

 「リピートPLUS」シリーズは、この春フルリニューアルを実施した。料金面では、スタンダードプランが5万9800円から4万9800円に変更となり、コスト面でもシステムのステップアップを検討しやすくした。また各プランとも、月1000件の出荷までは出荷課金が無償となり、新規参入事業者には更に手が出しやすい形となった。「『リピートPLUS ONE』はお客様と一緒に成長していくカートシステム。初期段階からコストを背負ってもらうのではなく、まずは安定した成長を掴んでもらうことに重きを置いた」(小野氏)と話している。

 

電話・ハガキ・ FAX注文の顧客情報も一元管理…リピートPLUS ONEでもオプション可能

 「リピートPLUS」シリーズのセールスポイントの1つに、高機能なコールセンターシステムを用意しているという点もある。アナログチャネルからの顧客もECの顧客とあわせて一元管理できる機能を持つ。そのため、コールセンターやハガキ・FAXからの受注が多く、EC売上比率がそれほど高くない通販会社からも支持されている。電話受注が多い、通販大国である九州地方から引き合いが殺到し、導入企業が相次いでいるという。最近の九州通販の導入事例には成長企業である(株)はぐくみプラスなどがある。




 さらに、通販だけでなく対面販売チャネルをもつ訪問販売企業からも、顧客管理を統一化できることから引き合いが高まってきているという。「既存のオフラインチャネルのお客さんを維持しながらも、これからEC強化を進めていきたいというニーズにも応えられる」(小野氏)と胸を張る。「ミキモトコスメティックス」を展開する御木本製薬(株)も導入を決定。今後、オムニチャネルに跨る顧客情報の一元管理を進める。

 

 一元管理機能はオプション導入もできる。そのため、9800円の「リピートPLUS ONE」利用しながら一元管理機能も付加することができる。大規模なシステム改修をせずとも、低コストからEC化を進めていくことも可能となるのだ。

 

 w2ソリューションでは、7月3日~5日に神奈川・パシフィコ横浜で開催される「第4回 ウェルネスフードジャパン 国際健康食品・食材総合展」に設置された「通販参入企業向け相談コーナー」に出展。

 

 また、7月8日には都内・品川で3社共催セミナーを開く。小野氏も「リピート通販システムの最終形がここに!月商1億円以上のEC事業者がリピートPLUS使う理由とは?」と題した講演を行う。

 

 それぞれのイベントで「リピートPLUS」シリーズについて詳しい説明を行う予定だ。 

 

▽単品リピート通販に特化!初回購入CVRを30%アップさせる秘訣






 通販企業のさまざまな課題を解決するw2ソリューションの「リピートPLUS」シリーズは、新規参入やスタートアップだけでなく、EC化を進めたいアナログチャネルに強い通販企業にとっても利用価値が高い。「リピートPLUS」シリーズの導入企業は今後もさらに拡大していきそうだ。

 

(古川寛之)

 

 

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