2019.2.6

eBayセラー・オブ・ザ・イヤーは中古ECの「ブランディア」

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グローバルオンラインマーケットプレイス「eBay」を展開するイーベイ・ジャパン(株)は4日、2018年中にもっとも目覚ましい活躍で優秀な成績を収めた越境EC販売事業者(セラー)を表彰する「セラー・オブ・ザ・イヤー」を発表した。「ブランディア」を運営する(株)デファクトスタンダードがセラー・オブ・イヤーを受賞した。

 

写真左から、イーベイジャパン佐藤丈彦社長・FTF片桐智之執行役員・同 武井進一社長・

デファクトスタンダード間谷力氏・ティンパンアレイ桜庭邦洋ゼネラルマネージャー・同 有竹紀代美マネージャー・同 細川陽介チームリーダー・

シュッピン黄添昇リーダー・同 小野新平マネージャー

 

 

4部門すべてで中古品EC企業が表彰に

 同日、都内では「eBayジャパン・セラー・サミット2019」を開催。セラーら約150人が参集した。イベント内で、4部門のアワードの表彰式を実施した。

 セラー・オブ・ザ・イヤーのほかには、

・米国以外の販売が強いセラーを表彰する「グローバル・セラー・アワード」

・販売金額が多くかつユーザー評価の高いセラーを表彰する「バイヤー・エクスペリエンス・アワード」

・18年に販売開始しもっと実績をあげたセラーを表彰する「ライジング・スター・オブ・ザ・イヤー」

の3部門の表彰も行った。全部門とも中古商材のセラーが受賞となった。

 

 

 

「ブランディア」は短期間で海外売上げが約4倍に

 セラー・オブ・ザ・イヤーに輝いたデファクトスタンダードは、2010年ごろからeBayに出店しているベテランセラー。これまでは、システム管理の都合で海外向けに大量の出品は出来ていなかったという。在庫連携の仕組みを整えeBayでの出品数を増加、一気にeBayでの売り上げが増加したという。同社のIR資料を見ると、18年9月期第3四半期(17年10月―18年6月)には、前年同期比でeBayにおける売上高が約4倍に成長している。同3Q時点で売上構成比は7.8%としており、単純計算すると通期で約9億円ほどをeBayで売り上げているとみられる。

 

 表彰式に立ったデファクトスタンダードのソリューション部アシスタントマネージャー兼プランナーの間谷力氏は「在庫連携によって出品数が一気に伸び、売上も上がった」とコメントしている。傾向としては「eBayではアメリカを中心に販売しており、日本の市場よりもハイブランド品の取り扱いを強化している。ハンドバッグが特に人気」と言う。

 

ロシア向け販売に強い中古レコードショップもアワード受賞

 グローバル・セラー・アワードは、ロシア向けの販売が多いという中古レコード・CDショップ「フェースレコード」のFTF(株)が受賞した。同社は15年からeBayを活用しており、これまでに50カ国以上に販売実績がある。販売国の傾向としては「米国が3割で、その次にロシアでの販売が多い」(武井進一CEO)と言う。1週間に3000枚ほどを出品しており「そのうち95%が売れる」(同)そうだ。販促にはFacebookを駆使している。「意外な商品が意外な国で売れる。eBay運営の面白いポイント」(同)ともコメントした。

 

シュッピンは短期間で売上確保、顧客満足度も高く

 バイヤー・エクスペリエンス・アワードは、「マップカメラ」のシュッピン(株)が受賞した。同社は17年8月末に出品開始し、18年4月から本格的に運営を進めているという。「キャノン・ニコン・ソニーといったメジャーどころではない商品の人気が高く、海外流通していないような商品がよく売れる」(グローバル戦略部・小野新平氏)と売れ筋の傾向を話す。「当初の想定からするとeBayでの販売推移は順調」(同)ともしており、今後の販売拡大を意気込んでいる。

 

「Ragtag」は1年足らずでEC売り上げの1割に到達

 ライジング・スター・オブ・ザ・イヤーは、ワールドの傘下で古着EC「Ragtag」を展開する(株)ティンパンアレイが受賞した。ルーキーセラーながら「EC売上全体の1割くらいを占めている」(WEB事業部グループ・桜庭邦洋ゼネラルマネージャー)としており、短期間で大きな成果を出していると言える。「『ヨウジヤマモト』といった日本のデザイナーズブランドの人気が高い」(同)としている。「返品率は国内よりも低く、クレーム類も少ない」そうだ。桜庭氏は「出品数を増やしていき、2年後には売上構成比を現在の倍まで伸ばしたい」(同)と意気込んでいる。また、実店舗もインバウンド需要でにぎわっているという同社は「原宿のお店で、外国人旅行客向けにeBayの利用を促進するチラシ配布なども行っている」と言う。

 

カンファレンスではeBayとShopifyの連携についても言及

 セラーカンファレンスでは、Facebookから講師を招き、eBayの販促についての講演も行われた。そのほか、詳細は未公表ながらShopifyと連携していくこともアナウンスされた。

 

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