2019.01.08 調査・統計
QRコード決済利用者、PayPayが短期間で楽天ペイに肉薄
(株)ICT総研が7日発表した「モバイルキャッシュレス決済の市場動向に関する調査結果」によると、スマホのQRコード決済サービス利用者は、19年3月(18年度末)に512万人、22年3月には1880万人に達する見込みだという。
QR決済利用者は500万人超と1年で3倍近く増加する見通し
同調査は、決済サービス運営会社・関連企業への取材、インターネットユーザー4062人へのwebアンケート調査、各種公開資料などをもとに同社が分析したもの。
これによると、今後成長が見込まれるスマホを利用したキャッシュレス決済の市場規模(スマホアプリ電子マネーのアクティブユーザー)は、19年3月末時点で前年の893万人から1157万人に増加。今後も成長を続け、22年3月には1953万人に達すると予想している。
スマホのQRコード決済サービス利用者は、18年3月時点で187万人だったが、19年3月には512万人に増加する見通し。20年3月には960万人へ急増し、22年3月には1880万人に達するとみている。QRコード決済サービスは取り扱う店舗も急増しており、今後モバイルFelica型の電子マネーに迫る勢いで利用者を伸ばすことが推測している。
また、同社が18年12月に実施したアンケート調査の結果によると、スマホアプリの電子マネー利用者(543人)がよく利用する電子マネーは「Suica」が最も多く、238人が利用。次いで「楽天Edy」(233人)、「nanaco」(177人)、「WAON」(145人)、「iD」(119人)の順に利用者が多かった。スマホなどのモバイルアプリ上での利用も増えており、「楽天Edy」「nanaco」「WAON」などのアプリ利用者数は今後も伸びると予想している。
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