QRコード決済利用者、PayPayが短期間で楽天ペイに肉薄

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(株)ICT総研が7日発表した「モバイルキャッシュレス決済の市場動向に関する調査結果」によると、スマホのQRコード決済サービス利用者は、19年3月(18年度末)に512万人、22年3月には1880万人に達する見込みだという。

 

 

QR決済利用者は500万人超と1年で3倍近く増加する見通し

 同調査は、決済サービス運営会社・関連企業への取材、インターネットユーザー4062人へのwebアンケート調査、各種公開資料などをもとに同社が分析したもの。

 

 これによると、今後成長が見込まれるスマホを利用したキャッシュレス決済の市場規模(スマホアプリ電子マネーのアクティブユーザー)は、19年3月末時点で前年の893万人から1157万人に増加。今後も成長を続け、22年3月には1953万人に達すると予想している。

 

 スマホのQRコード決済サービス利用者は、18年3月時点で187万人だったが、19年3月には512万人に増加する見通し。20年3月には960万人へ急増し、22年3月には1880万人に達するとみている。QRコード決済サービスは取り扱う店舗も急増しており、今後モバイルFelica型の電子マネーに迫る勢いで利用者を伸ばすことが推測している。

 

 また、同社が18年12月に実施したアンケート調査の結果によると、スマホアプリの電子マネー利用者(543人)がよく利用する電子マネーは「Suica」が最も多く、238人が利用。次いで「楽天Edy」(233人)、「nanaco」(177人)、「WAON」(145人)、「iD」(119人)の順に利用者が多かった。スマホなどのモバイルアプリ上での利用も増えており、「楽天Edy」「nanaco」「WAON」などのアプリ利用者数は今後も伸びると予想している。

 

 

 

後発ながらPayPayの利用率は2位に、LINEペイは僅差で3位に

 一方、スマホのQRコード決済サービスでは、「楽天ペイ」(130人)、「PayPay」(102人)、「LINE Pay」(97人)、「d払い」(69人)「Origami Pay」「Yahoo!スマホ決済」(46人)の順に利用者が多かった。中でも18年12月に「100億円キャンペーン」を実施し話題となった「PayPay」は、後発サービスながらも一気に利用者を増やしている。

 

 

 満足度については、スマホアプリの電子マネーを利用している人では「満足」または「どちらかと言えば満足」と答えた人が91%に。「不満」と答えた人はわずか2%だった。スマホアプリの電子マネーの満足率が高い理由は「操作性の簡便さ」「信頼性の高さ」「利用できる店舗の多さ」などに起因すると同社では分析している。

 

 スマホのQRコード決済サービスでは「満足」「どちらかと言えば満足」を合わせて83%に。QRコード決済サービスの満足度が電子マネーよりも低かった理由については、「利用できる店舗がまだ少ない」「信頼性への不安が払拭できていない」ことなどが考えられる。

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