2018.06.27 調査・統計
折込チラシ、半数以上で不適切表示…JADMA通販広告実態調査
(公社)日本通信販売協会(JADMA)が25日発表した「2017年度通販広告実態調査報告書」で、調査対象となった新聞チラシ広告600件のうち、半数以上となる315件(構成比率52.5%)の折込チラシで、各種関連法規に定められた記載事項が欠落していることが分かった。
不適切表示の内容は「支払時期」未記載がトップ
同調査では「新聞折込チラシ」と「テレビ通販CM」を調査。「新聞折込チラシ」は17年9月~10月と11月~12月に全国6都市・6紙に折り込まれた600件のチラシを対象とし、「テレビ通販CM」は同11月~12月の1週間にBS6局で放送された782件を対象とした。
折込チラシの取引内容に関する広告表示は、「適している」が前年比1.2%増の285件(構成比47.5%)、「適していない」が同1.2%減の315件(同52.5%)だった。記載がなかった項目は、トップが「支払時期」で223件。次いで「社名」(201件)、「住所」(166件)、「商品引渡時期」(153件)と続いた。取引内容の表示についての調査では、全体的には悪質な表示は見られず「特定商取引法記載事項」「二重価格」「限定価格」「定期購入」などの表示で、一部箇所の改善を要する程度にとどまった。
「医薬品」の通販CMが3倍増
折込チラシの商品内容に関する広告表示は、「適している」が同4.7%増の542件(同90.3%)、「適していない」が同4.7%減の58件(同9.7%)だった。適していない広告表示のうち、商品別では「化粧品」が34件(58.6%)、「ホーム・家電」が8件(同13.8%)、「健康食品」が7件(同12.1%)で、前回調査(16年)と比べて誇大表示や不当表示は減少した。
今回の抽出された機能性表示食品の折込チラシは、いずれも適正な表示だった。健康食品では「薬剤師が配合」という効能効果を期待させる表示が確認された。化粧品では、「シミ」「シワ」「ほうれい線」が改善すると暗示させる表示が散見された。
事例では、「特別特価」と表示した商品と同一の商品が常設販売されていたケースや、「早割価格」の期間が記されていなかったもの、受賞実績の裏付けが取れないもの、使用前・使用後の人物が別人であるもの、「たった1回の使用で」といった誇大表示があるものなどがあった。
一方、テレビ通販CMの調査では、多くは適正な内容だったが、一部で「○○で1位」といったランキングの結果に裏付けがないもの、タレントがその商品を使ってダイエットに成功した、といった演出上の問題が見られた。
調査対象の通販CM782件のうち、最も多いのは「健康食品」の318件で、全体の約4割を占めた。2位は「化粧品・美容・健康用品」の121件だった。「医薬品」の通販CMは61件で、前回の21件から約3倍に急増した。
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