2018.2.14

楽天17年決算は増収増益、国内EC流通総額が3.4兆円に

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楽天(株)が13日発表した2017年12月期連結決算は、売上高に該当する売上収益が前年同期比20.8%増の9444億7400万円、営業利益が同90.2%増の1493億4400万円、当期利益が同187.8%増の1108億8800万円となり、売上高・営業利益・当期利益ともに過去最高を記録した。16年期末決算では、ECに停滞感が見られたが、17年決算では再び成長基調に戻った。

 

 

楽天(株)の三木谷浩史会長兼社長

三木谷氏「MNO事業の進捗は順調。設備投資は6000億円で十分」

 セグメント別では、国内ECを中心とするインターネットサービスの売上収益が同21.4%増の6803億600万円、セグメント利益は同81.3%増の1007億6200万円。Fintech(ネット金融)は、売上収益が同12.5%増の3331億6100万円、セグメント利益が同11%増の728億1100万円となり、ネットサービスの収益がFintechを上回った。

 

 決算発表の記者会見で三木谷浩史会長兼社長は、携帯キャリア事業について「9500万人の楽天ID、楽天カード保有者を中心に、優位性を活かし、AIを使った効率的な設備投資などを行うことで、今までにない新しい形でのMNO事業を実現したい」と語った。現状の準備は「周波数の割当申請など、2019年末の事業開始に向けて、順調に進捗している。すでにベンダーや提携企業からの提案を受け、MNOの出身者・経験者を採用し、提携企業との関係も構築している。ファイナンスの準備も着々と進んでいる」と話した。

 

 また、設備投資に見込んでいる6000億円の資金については、4Gに限定していることや、既存MNO出身者による見立て、ベンダーの見積もりなどから、全国カバーのネットワークを構築するのに十分な金額であるという見通しを示した。

 

 朝日火災海上保険(株)の買収で新たに開始する予定の損害保険については、「楽天グループのサービスとのシナジー効果が高い。旅行保険、ゴルフ保険、民泊の『Rakuten STAY』に対する火災保険など、さまざまな形での相乗効果が高いと思っている」と語った。

 

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