アンチエイジング市場規模は7080億円…インバウンド需要で好調

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(株)富士経済がこのほど発表した報告書「機能性化粧品マーケティング要覧2017-2018」によると、17年の機能性化粧品の国内市場は、前年度比2.5%増の2兆378億円に達する見込みとなった。機能性化粧品のうち、アンチエイジング市場は同4.4%増の7080億円、敏感肌市場が同2%増の892億円となった。

 

 

 同報告書は、スキンケア(5機能)、ベースメイク(6機能)、ボディケア(5機能)、ヘアケア(5機能)について、何らかの機能を訴求するものを“機能性化粧品”と定義し、カテゴリー別機能動向と注目商品動向を分析したもの。

 

機能性化粧品市場、“シワ改善”成分配合の商品が牽引

 機能性化粧品市場は、化粧品が外国人旅行者などに対し免税対象となった14年以降、スキンケアを中心に拡大を続けている。17年は、“シワ改善”の成分を配合した商品が投入されたことにより、前年度比2.5%増の2兆378億円に達する見込み。また、18年には2兆738億円になると予測されている。

 

 アンチエイジング市場は、同4.4%増の7080億円で、このうちスキンケアが5244億円、ヘアケアが882億円を占めた。同市場は加齢による肌や頭皮の悩みを持つ人口の増加を背景に、これらのケアを訴求した新ブランド・新商品投入が積極的に行われていることなどから拡大が見込まれ、18年度の市場規模は7340億円に達すると予測されている。

 

 スキンケアでは、シワ改善効果を持つ医薬部外品成分ニールワンを配合した『リンクルショット メディカルセラム」(ポーラ)、純レチノール配合の『エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS』(資生堂)が投入されたことにより、今後も拡大が見込まれる。ヘアケアでは“ふんわり感”や“ふっくら感”の需要の高まりにより、ライトなボリュームアップを求める層の取り込みが進んでいる。

 

 敏感肌市場は、同3.6%増の892億円で、このうちスキンケアが659億円、ボディケアが148億円となっている。同市場は敏感肌対応の上位ブランドからBB訴求商品やオールインワンゲル、プレフォームタイプのボディシャンプーなど、トレンドに合致した商品の投入が相次いだこと、インバウンド需要を取り込んだことなどから拡大を続けている。18年の市場規模は910億円を見込んでいる。

 

 スキンケアでは、『カルテクリニティ』(コーセー)、『キュレル エイジングケア』(花王)などの投入により、今後も拡大する見込み。ボディケアでは、敏感肌用サンスクリーンの投入が活発化しているほか、ベビー用紙おむつの大手ブランド『メリーズ』(花王)よりボディケアシリーズが発売されたことから、今後大きく伸長することが予測されている。

 

 他に、ホワイトニング市場が同0.9%増の2641億円、酵母・発酵スキンケア市場が3.6%増の1295億円、クッションファンデーション市場が同34.5%増の74億円と算出されている。

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