学生14人のアイデアから5件選出

　同社が（株）IKASAS DESIGNとともにスタートした同プロジェクトでは、同大学造形学部プロダクトデザイン学科（現デザイン学科）の学生14人がアイデアをプレゼンした。
　そのうち、商品化候補となった企画は、「玄関に隠せるひっかけ収納」（3年・岩根 未奈さん）、「第二のクローゼットとなる突っ張り衣類収納」（3年・喜多川百華さん）、「姿見鏡×スリッパ収納」（3年・松倉魅美さん）、「突っ張りネットラック」（3年・村井友さん）、「飾る人のためのラダーラック」（2年・齋藤千賀さん）の5件。
　これらは11月以降、同プロジェクトの第2フェーズで、販売に向けたデザインの最終調整や試作、プロモーション立案などを進めていく予定だ。

課題に「衣類収納」または「玄関収納」

　今回のデザイン企画では、新潟県内で生産・産出される素材の採用や、地元メーカーによる試作・生産が可能であることを前提に、「ディノス」で販売できる天井突っ張り機能を取り入れた「衣類収納」または「玄関収納」を課題とした。
　選考にあたり、Z世代ならではの感性や着想によるデザイン性の高さをはじめ、実際に「ディノス」ユーザーの属性に合っているか、想定価格帯や色・サイズが市場にマッチするかといった点も評価した。
　また、学生のクリエイティビティと、社会に出てから企業に求められることのギャップを縮め、すぐに活躍できるプロダクトデザイナー人材の育成を目指す地域とのつながりもテーマに挙げた。

　■「公立大学法人長岡造形大学 産学連携プロジェクト概要」
　https://www.nagaoka-id.ac.jp/

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