ECの不正取引防止とリスクインテリジェンスを提供するRiskified Ltd.(リスキファイド)が29日発表した、秋冬セールシーズンを前にした『消費者のネットショッピングに関する意識調査』の結果によると、物価高で5割に及ぶ消費者がネットショッピングに注目。7割以上が「本人認証」などショッピングの過程で面倒に感じたことがあると答えていた。

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ネットショッピングで面倒と感じた人は約8割
調査は7月、2週間に1回以上の頻度でネットショッピングをしている20歳~59歳の男女647人に聞いた。それによると、物価上昇を受けて48.5%の消費者がネットショッピングの割合が増加傾向、または今後増やす予定と回答し、若い世代ほどその傾向が強かった。
理由として、過半数が「よりニーズにあった商品が見つかるから」(56.7%)、「実店舗よりも安い価格で販売されているから」(54.8%)と回答。ネットショッピングは、無駄なく・賢く買い物をしたいという消費者のニーズに合っていると考えられ、実店舗購入からの切り替えなどによって、今後も売上が増加する可能性があると考えられる、と同社。
また、今年の秋冬のセールシーズンのネットショッピングで例年よりも意識しようと思っている点(複数回答)については、「例年通り」と回答した人は30.8%で、その他からは「ECセールに例年以上に参加する/セール情報を例年以上にチェックする」 「本当にほしいもの・必要なものだけを慎重に買う」という回答が多かった。
ネットショッピングの際、何らかのものに面倒だと感じたことがある人(複数回答)は78.8%。特に年代が低くなるほど、「配送先情報の入力」、「3Dセキュア」、「SMSを使った本人認証」を面倒に感じる人が多いことが分かった。また56.7%が、面倒だと感じたものが原因で買い物をやめたことがある。年代が低いほど買い物をやめる傾向が大きいことが分かった。
購入過程においては、決済がうまくできなかったことはないと回答した人は19.5%にとどまり、何らかの形で決済がスムーズに行われなかったことがある消費者が8割を超えていた。その際にとる行動としては「他の決済方法に変える」(38.8%)のほか、36.9%が「他のサイトで買う」、21.9%が「購入することを諦める」と回答していた。
過去3年で被害に遭った消費者は33.1%
2024年度末をめどに、本人認証(EMV 3-Dセキュア)の導入義務化という経済産業省の発表に対し、事業者からは本人認証の手間による「カゴ落ち」を懸念する声も上がっている。特に、スムーズな決済を求める傾向にある若い顧客の離脱を防ぐためにも、消費者の手間を最小限にとどめながらも不正な注文を正確にブロックする不正対策が重要と考えられる。
過去3年以内に、ネットショッピングにおいてアカウントのっとりやクレジットカード不正利用などの被害に遭ったことがある消費者は33.1%。うち67.3%が、初めて不正被害に遭ってから、そのサイトでの買い物をしなくなった、または控えるようになったと回答し、8.4%はECサイトの利用自体を控えるようになったと回答していた。
また、今後ECサイトに期待することについては、「安心安全に買い物をしたい」が63.4%で最多となり、「ステップを少なくスピーディーに買い物をしたい」が28.4%で続いていた。
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