2023.06.12 通販会社
プロダクトデザイナー育成へ…ディノス、長岡造形大などと産学連携
(株)DINOS CORPORATIONはこのほど、デザインカンパニー(株)IKASAS DESIGNとともに、公立学校法人・長岡造形大学(新潟県長岡市)で、プロダクトデザインに関する産学連携プロジェクトをスタートした。

造形学部プロダクトデザイン学科の13人が参加
すでに授業は始まっており、デザインだけではなく、企画から製造・販売に至るまでを学ぶ機会を学生に提供することで、実際の生活者ニーズに寄り添った「売れる」ものづくりができる、プロダクトデザイナー人材育成をめざす。
産学連携プロジェクトには、同大の「地域協創演習」を履修する造形学部プロダクトデザイン学科学生13人が参加。まず、第1フェーズでは、IKASAS DESIGNや同社による講義が行われ、その後、学生によるプロダクトの企画・デザイン案のプレゼンを経て、同社通販ブランド「ディノス」での販売をめざして選考が行われる。
第2フェーズとなる11月からは、デザインの最終調整や試作、販売に向けたプロモーション立案などを予定しており、デザインが採用となった学生は、こうしたものづくりの流れを体系的に学ぶことができる。
課題はディノスで販売できる「衣類収納家具」「玄関収納家具」のデザイン提案。地元メーカーで生産できることが条件で、ターゲット・価格・構造・品質などの要件も設定する。
プロダクトデザイナーを育成へ
IKASAS DESIGN所属のデザイナーが同大出身ということがきっかけで始動した今回の産学連携だが、学生は授業でプロダクトデザインを学ぶものの、在学中に実社会で実装する機会は少なく、商業ベースのデザインとのギャップがあることが課題のひとつだった。そのため、プロジェクトでは価格やターゲット、素材や構造、品質など、さまざまな制約が重なる商業ベースでのものづくりを行い、それが実際にユーザーの手元に届くまでの流れを経験してもらうことで、学生のクリエイティビティと、社会に出てから企業に求められることのギャップを縮め、実践ですぐに活躍できるプロダクトデザイナー人材の育成をめざす。
さらに、大学に近い燕三条エリアは長年、「ものづくりのまち」として知られており、今回採用となったデザイン案の試作・生産は、地元メーカーに依頼する。また、新潟のものづくりの課題リサーチや、県内で生産・産出される素材をとり入れることをプロダクト企画の前提要件にするなど、学生が持つアイデアや発想を地元と連携させることで、「ものづくりのまち燕三条」として、未来に向けて地元のものづくりの活性化もめざしたい考えだ。
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