システム回復、配送業務を再開

　カウネットによると、日本時間の6月5日夜～6日朝にかけて、身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」によるサイバー攻撃を受けた。ただちに初期対応を始めるとともに、迅速に対応を進めるため、全社の対策本部を立ち上げた。

　8日現在、システムは回復し、配送業務を再開している。発生していた商品の配送遅延は解消に向かっており、9日以降の受注分より正常の納期になる見込みだ。

　また現在、コンタクトセンターおよび問い合わせフォームへの問い合わせなどが増加しており、スタッフを増員して対応中だが、一部対応に遅れが発生しているという。

今期業績への影響も精査中

　ランサムウェアによる外部攻撃発生について、全社の対策本部を設置するとともに、外部専門家の助言を受けながら、影響の範囲などの調査と復旧への対応を進めている。また、警察など関係機関への相談も開始している。

　情報システムについては順次、稼働を再開しているが、一部システムについては、外部専門家と連携の上、システムの保護と復旧に向けての作業を進めている。今期の業績に及ぼす影響も精査中としている。