2023.05.17 調査・統計
23年ペット関連商品市場、4%増の5802億円と予測…値上げの影響も
(株)富士経済が16日発表した『ペット関連商品の国内市場調査』の結果によると、2023年の市場予測は、前年比4.1%増となる5802億円を見込んだ。コロナ禍を背景としたペットブームが落ち着きをみせているものの、22年に続く商品の値上げの影響もあるとしている。

25年には6000億円突破と予測
ペットフード、ペットケア用品、ペット生活用品の各10品目から関連商品市場を捉え、現状を分析し、将来の市場を予想した。調査期間は22年12月~23年3月。
それによると、23年の市場は22年比4.1%増となる5802億円と見込んだが、さらに、ペットの家族化の進展などを背景に、高付加価値商品のシフトが進むとし、25年の市場は、同8.2%増の6036億円を予測した。
原価高騰でペットフードは大幅な値上げも
ペットフードは、原価高騰による商品の大幅な値上げが相次いでいる。キャットフードやキャットスナックなどの猫関連品目の好調が続いているが、一方で、犬の飼育頭数減少や小型犬の人気継続によって、ドッグフードは24年以降に縮小するとみられる。
ペットケア用品は、構成比が大きい猫砂やトイレ/トイレ用シーツなど使用頻度の高い商品の値上げなどにより、伸びている。一方で、人用で代替可能な商品やコロナ特需として大きく伸びた品目は、その後の反動もみられる。
ペット生活用品は、高単価・高付加価値商品が多数発売されていることから好調。特に、食器/給水器では住空間に配置しても違和感のないインテリア感のある商品や、自動タイプの高単価商品が伸びているほか、衣類についても人用ブランドで展開している企業の参入などによって単価が上昇している。
予想される高付加価値商品の需要拡大
今後は、価格重視のペットオーナー向けに買いやすい価格を訴求した商品が展開される一方で、高付加価値商品の需要がさらに高まると予想される。
近年、ペットの家族化が進行する中、より健康的で安心・安全な素材を使用した嗜好性の高い「フレッシュペットフード」の需要が増加している。手作り感があり、肉や野菜、魚など素材本来の美味しさを味わうことができるヒューマングレードの商品設計が多く、国産原料の使用や保存料・着色料・香料などの無添加、獣医師共同開発や監修・推奨が訴求されている。
今後は、参入企業の増加や販売チャネルの多様化が進み、27年にはフレッシュペットフードの市場規模は23年見込の2.5倍に拡大すると予測される。
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