プラスチック使用量を98％削減

　SDGsの実現に向けて、企業は製品開発の各段階で環境対策を取り入れ、消費者も環境に配慮したライフスタイルを追求するようになるなか、同社は2021年4月に「紙カミソリ」を発売。プラスチックのハンドルを紙素材に置き換えることにより、従来製品と比べてプラスチック使用量を98％削減した。

　ハンドル部分に採用した紙は耐水性に優れ、冷水や40℃のお湯に濡れても、正常に使用できる。プラスチック製のカミソリと遜色ない持ちやすさや、剃り味も追及した。国際デザイン賞の「DIA中国デザインスマート製造大賞」の銅賞を受賞するなど、中国でも評価されているという。

デザインを自由にレイアウトしたオリジナル製品も可能

　「紙カミソリ」は、ハンドルに紙、刃体に金属を使用することで、カミソリの脱プラスチックを実現。重量は約4g。ハンドル部分は板状からの組み立て式で、約5mmの薄型パッケージとなっている。

　また、紙製のハンドルを生かして、好みの色やデザインを自由にレイアウトしたオリジナルカミソリの製作が可能。企業のロゴを入れた記念品や、オリジナルグッズとしても活用できる。