2023.05.10 通販支援
JR東日本が駅を物流拠点に、ロッカーを1台4役に多機能化
東日本旅客鉄道(株)=JR東日本は9日、ロッカーの多機能化により駅を物流の拠点にすると発表した。預け入れが主な用途のロッカーについて、ウェブアプリ上での空き状況の検索を充実させるほか、「予約、預入、受取、発送」の一台4役の機能整備で多機能化を進める。

「Beyond Stations構想」を推進へ
駅を物流の拠点とすることにより、ECビジネスにおけるラストワンマイルの課題や物流の2024年問題が抱えるドライバー不足などの社会的課題の解決にも貢献。駅の利便性を高めることを通じ、経営ビジョン「変革2027」に掲げる「日常生活における時間価値を高めるサービス」の実現を加速させ、さらに「Beyond Stations構想」を推進する。
また、ロッカーの多機能化と駅の物流拠点化を推進するため、7月3日に「(株)JR東日本スマートロジスティクス」を設立する予定だ。
新たに導入するロッカーと、物流事業者やECサイトなどを配送プラットフォームシステムで結びつけることで、これまでの預け入れだけでなく、荷物や商品の受け取り・発送など新しいサービスの提供を可能にする。
首都圏に新型ロッカーを3年間で約1000台導入
実現をめざすサービス構想によると、新型ロッカーは、今後3年間で首都圏に約1000台(約3万口)導入する。利用者の需要に応じて各種サービスに割り当てるロッカー口数を変動させ、各駅のニーズに適したサービスを提供する。また、冷蔵機能を搭載したロッカーも導入し、多様な預入・受取に対応できる環境を整備する考えだ。
ECで申し込んだ商品を、生活動線上の駅で便利に受け取ることのできるライフスタイルを提案。また、将来的にはエキナカ・駅ビルなどの商品を営業時間外に受け取ることができるようにする。列車荷物輸送「はこビュン」を活用した産地直送の商品の受取が可能になるほか、クリーニングや薬局などとの連携を通じて ロッカーを拠点とした受け取りを推進する。
新会社となる(株)JR東日本スマートロジスティクスは、(株)JR東日本クロスステーションの子会社である(株)東京ステーション・サービスのロッカー事業と、(株)JR東日本環境アクセスのロッカー事業を統合し、設立する。なお、新会社は(株)ジェイアール東日本物流の100%子会社とし、ロッカーと物流の連携を推進する。
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