CCCMKホールディングス(株)のCCCマーケティング総合研究所が24日発表した『値上げに関する調査』によると、前回調査時(2022年7月)より、「思っていた以上に価格が上昇している」ことを感じた割合は6.4pt増え、70.1%に達していたことが分かった。
生活に関する消費は現状維持、イベントやオシャレなどが節約傾向に
同様の調査は前回に続いて2回目。22年12月19日~22日、16歳~79歳の男女2707人に聞いた。「想定以上の値上げ」を感じる人の増加は顕著で、価格上昇のままでは「外食」や「衣類」が頻度を減らす対象に挙がっていた。
品目別の今後の購入について見ていくと、「引き続き購入する(購入量は減少しない)」が多い品目と、「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が多い品目に分かれていた。
「引き続き購入する(購入量は減少しない)」が多いのは、「生鮮食品」(51.6%)「ティッシュ・トイレットペーパー」(52.8%)、「洗剤」(50.8%)、「ペットフード・ペット用品」(47.7%、)「電気・ガス・水道」(56.1%)、「交通費」(55.2%)、「ガソリン」(57.2%)、「通信費(インターネット・電話)」(57.5%)などで、どれも生活に欠かせないものばかりだ。
「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が多い品目は「外食(レストランなど)」(45.4%)、「衣類」(41.4%)などが挙がっていた。食品の中では「菓子類」は「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」(41.8%)が多くなっていた。
「自分の健康」にはよりお金をかける傾向に
イベントやテーマごとに「この先(1年程度を想定)のお金の使い方」を聞いたところ、「食事会・飲み会・パーティー」では「これまでよりかける金額を減らす」が38.5%となり、「これまでと同等の金額を使う」(30.8%)よりも高くなっていた。一方で、「お祝い事」では「これまでと同等の金額を使う」が52.5%となっていた。
さらに、「自分の健康」に関しては「これまでと同等の金額を使う」が半数を超え、「よりお金をかける」との合計では61.5%となり、「これまでよりかける金額を減らす」を大きく上回った。「よりお金をかける」との回答に注目すると、「貯金」(10.7%)や「投資」(8.7%)が、ほかと比べて高い結果となっていた。
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