2022.10.31 通販支援
新生MakeShop byGMO、23年2月に一般リリースへ…EC特化VC出資も
GMOインターネットグループのGMOメイクショップ(株)は10月26日、メディア向け事業戦略説明会を実施。リニューアルを進めているECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」についてインフラ基盤の移行は今年11月29日までに完了予定で、2023年2月中旬にリニューアル版を一般ユーザーにもリリース予定とした。同会ではECに特化したベンチャーキャピタルへの出資をする方針も明らかにした。

インフラ基盤の移行は11月中に完了へ
「MakeShop by GMO」のリニューアルは、“誰もがECを利用できる環境=EC普及率100%”を目指し、2020年から取り組んできた『次世代EC開発プロジェクト』の一環として行う。従来以上に安心・安全で、拡張性のあるシステムへ刷新する。
『次世代EC開発プロジェクト』では、「Face」「Join」「Bridge」「Merge」「Spread」のフェーズごとにテーマを設け、リニューアル計画を推進。段階的にリリースし、「MakeShop byGMO」を利用中のショップの事業を止めることなく、新たな環境へ移行できるようにする。
同プロジェクトの立ち上げ・研究開発期間の「Face」のフェーズを経て、今年は既存ショップを新たな環境に迎え入れる「Join」のフェーズを展開している。
「Join」では、β版リリースによるテスト実施と、インフラ基盤のAmazon Web Services(AWS)への移行を進めている。今年11月29日までに移行が完了する予定だ。
AWSへ移行することで、急な高アクセス時にも性能の低下が発生せず、高稼働率と高可用性を確保する。システム障害の発生時も影響を局所的にとどめ、また災害時などでも1万1000社以上に上る導入ショップの事業継続を守ることが可能という。
新たな管理画面イメージも公開
23年には、アプリケーションのリリース段階である「Bridge」のフェーズへ移行。「Bridge」では、アプリケーション周りのリリースを実施する。ショップがより効率的に運営できるように管理画面をリデザインするなど、来春をめどに新たな『MakeShop byGMO』を体感できるようにする。
23年2月中旬にリニューアル版を一般ユーザーにリリース予定。事業戦略説明会では「MakeShop」の新管理画面のイメージも公開された。
新管理画面のイメージ
アプリストアは来夏に一般公開へ
Developersサイトやアプリストアも順次オープンし、開発パートナーなどのサードパーティーと共にアプリを開発することで、従来以上に豊富な機能を提供していく方針だ。
アプリストアについては、23年に社内エンジニアによる開発・検証フェーズとしてα版をリリース。春のうちに特定外部パートナーとの開発・検証段階としてβ版をリリース予定。来夏にはアプリストアを一般公開し正式リリースとする予定だ。アプリストアとは、「MakeShop」上のプラットフォームを通じて、例えばCRMツールのようなEC運営に必要なシステムなどを簡単に導入できるようにするものだ。
オープンプラットフォーム化を進め、パートナーやショップと融合する「Merge」のフェーズを経て、さらなる成長を遂げる「Spread」のフェーズへ進む計画だ。
EC特化VC出資でさらなる起業支援へ
事業戦略説明会ではGMOメイクショップの会社としての軌跡についても説明。

事業戦略説明会のようす
そのなかで、これまでMAや出資を通じたEC分野での起業支援を幅広く手掛けてきたことに言及。さらなる支援をすすめるべくECに特化したベンチャーキャピタル「New Commerce Ventures(ニュー・コマース・ベンチャーズ)」への出資の方針も明らかにした。
事業戦略説明会のようす
そのなかで、これまでMAや出資を通じたEC分野での起業支援を幅広く手掛けてきたことに言及。さらなる支援をすすめるべくECに特化したベンチャーキャピタル「New Commerce Ventures(ニュー・コマース・ベンチャーズ)」への出資の方針も明らかにした。
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